センサ工学(前期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 センサ工学(前期)
科目番号 0126 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント/遠隔授業用オンデマンド資料
担当教員 小田 功

到達目標

1.最小二乗法を使える
2.各種物理量の計測原理と計測方法を説明できる
3.各種センサの動作と応用例を説明できる
4.文献やインターネットを利用して,最新情報を収集し,文書にまとめることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1最小二乗法を活用できる最小二乗法を説明できる最小二乗法を説明できない
評価項目2いくつかのセンサの動作と応用例を説明できるいくつかのセンサの動作原理を説明できるセンサの動作原理を説明できない
評価項目3身の周りのセンサを調べ,文書にまとめることができる身の周りのセンサを調べることができる身の周りのセンサを調べることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.最小二乗法について学習する
2.各種,物理量の測定原理について学習する
3.メカトロニクスシステムにおけるセンサについて学習する
4.各種センサの動作原理を構成する物理現象を学習する
5.各種物理量を検出する代表的なセンサの原理を学習する
授業の進め方・方法:
1.授業は遠隔形式で行う
2.授業用資料を配布し,遠隔授業用オンデマンド資料に基づいて授業を進めていく
3.この科目は学修単位科目のため,事後学習として課題を実施する.
4.授業90分間に対して180分以上は予習,復習や課題作成の時間に充てること.
注意点:
1.身の周りにあるセンサを観察すること
2.課題の期限内提出を厳守すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 最小二乗法 最小二乗法による数値補完の原理を説明できる
2週 最小二乗法 観測方程式から正規方程式を導出することで最確値を求めることができる
3週 長さと変位の測定 各種,端度器の使用法とアッベの原理を説明できる
4週 長さと変位の測定 変位の機械的拡大方法と電気的拡大方法について説明できる
5週 長さと変位の測定 変位の光学的拡大方法について説明できる
6週 センサ工学概要 センサが持つべき特性を説明できる
7週 変位・位置センサ 三角測距法,赤外線センサの原理を説明できる
8週 変位・位置センサ レーザ測距法の原理を説明できる
2ndQ
9週 光センサ 3種類の光電現象(光電子放出,光導電現象,光起電力効果)を説明できる
光電管と光電子増倍管の動作原理を説明できる
10週 光センサ CdSセル,フォトダイオード,発熱効果型光センサ,焦電効果型光センサの動作原理を説明できる
11週 人間の眼 人間の眼の構造を説明できる
12週 イメージセンサ ブラウン管と撮像管の原理を説明できる
13週 イメージセンサ 固体撮像素子の原理を説明できる
14週 ジャイロセンサ 機械式ジャイロの原理を説明できる
15週 ジャイロセンサ 光ジャイロの原理を説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4
部品のスケッチ図を書くことができる。4
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4
機械設計標準規格の意義を説明できる。4
標準規格を機械設計に適用できる。4
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。4
リンク装置の機構を理解し、その運動を説明できる。4
代表的なリンク装置の、変位、速度、加速度を求めることができる。4
カム装置の機構を理解し、その運動を説明できる。4
主な基礎曲線のカム線図を求めることができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート課題その他合計
総合評価割合0000030700100
基礎的能力000000000
専門的能力0000030700100
分野横断的能力000000000