機械工作法Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 機械工作法Ⅱ
科目番号 0178 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 平井三友,和田任弘ほか著「機械工作法(増補)」コロナ社,2008年,\2,500+税
担当教員 板垣 貴喜,千葉 明

到達目標

1.アーク溶接法および圧延・ろう付を理解し,その特徴が説明できる
2.切削加工と研削加工の概要および研磨加工を理解し,その特徴が説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1いくつかのアーク溶接法と圧延加工の種類と応用例を理解し、その特徴が説明できるいくつかのアーク溶接法と圧延加工の種類と特徴が説明できるアーク溶接法と圧延加工の種類と特徴が説明できない
評価項目2切削加工と研削加工の原理と応用例を理解し,その特徴が説明できる切削加工と研削加工を理解し,その特徴が説明できる切削加工と研削加工などの特徴が説明できない
評価項目3研磨加工の原理と応用例を理解し,その特徴が説明できる研磨加工を理解し,その特徴が説明できる研磨加工などの特徴が説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は企業で半導体集積回路製造用のリソグラフィ用マスクの開発,仕様決定及び発注を担当していた教員が,その経験を活かし,各種加工方法の特徴と応用例等について講義形式で授業を行なうものである.
1.アーク溶接法とろう付の応用例について学習する
2.切削加工と研削加工および研磨加工の概要について学習する
授業の進め方・方法:
1.授業はtemsとformrsを活用した遠隔方式で進める.
2.授業は遠隔用の資料を見ながらメモを取りながら進めていく.
3.授業後半でクイズを出題してその回答はformsで行う.
4.Formsにはクイズの回答の他に感想などを記述する.
5.授業90分間に対して90分以上の復習を配布資料を活用して行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 溶接(1)+クイズ 溶接の概要,アーク溶接を説明できる
2週 溶接(2)+クイズ 被覆アーク溶接,グラビティアーク溶接,サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接,ガス溶接の原理と特徴
3週 溶接(3)+クイズ 抵抗溶接,その他の溶接の原理と特徴を説明できる
4週 溶接(4)+クイズ 溶接部の性質,各種材料の溶接を説明できる
5週 切削加工(1)+クイズ 切削機構,切り屑,切削抵抗,構成刃先の基本を説明できる
6週 切削加工(2)+クイズ 切削温度,工具材料,工具損傷,工具寿命,理論粗さ,切削液など切削加工の基本を説明できる
7週 切削加工(3)+クイズ 旋盤,ボール盤,中ぐり盤などの工作機械の基礎を説明できる.
8週 切削加工(4)+クイズ フライス旋盤,形削り盤,歯切り加工,NC工作機械などの基礎を説明できる
2ndQ
9週 研削加工(1)+クイズ 研削加工の概要,研削理論,研削砥石,砥石の構造,砥石の研削状態,砥石の目直し,各種研削方法を説明できる
10週 研削加工(2)+クイズ 砥石の目直し,平面研削,円筒研削,心なし研削,内面研削,特殊研削方法を説明できる
11週 精密加工(1)+クイズ ホーニング加工,超仕上げ,ラッピング,超音波加工,液体ジェット,加工バフ仕上げを説明できる
12週 精密加工(2)+クイズ 放電加工,電ビーム加工,プラズマ加工,レーザ加工,化学研磨,ケミカルミリング,電解研磨,電解加工,電解研削を説明できる
13週 樹脂成型加工(1)+クイズ 樹脂の概要,樹脂材料,圧縮成型,トランスファー成形,射出成型を説明できる
14週 樹脂成型加工(2)+クイズ 押出し成形,ブロー成形,カレンダ成ペースト成形,粉末成型,積層成形,熱成型を説明できる
15週 復習総合演習 機械工作法で学んだことを振り返り重要項目を復習する.
16週 前期定期試験 試験実施

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000