機械工学基礎力学I

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械工学基礎力学I
科目番号 0044 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 木本恭司編著、機械工学概論、コロナ社
担当教員 堤 博貴

到達目標

機械工学の基礎力学として、工業力学、材料力学、水力学、熱力学、の機械4力学がある。特に、工業力学と材料力学について、基本的な考え方を理解して、説明できるようになるとともに、いくつかの初歩的な計算を自分でできるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工業力学の基礎的事項の概要を正確に説明できる。工業力学の基礎的事項の概要をある程度説明できる。工業力学の基礎的事項の最低限の概要をなんとか説明できる。工業力学の基礎的事項の概要を説明できない。
評価項目2材料力学の基礎的事項の概要を正確に説明できる。材料力学の基礎的事項の概要をある程度説明できる。材料力学の基礎的事項の最低限の概要をなんとか説明できる。材料力学の基礎的事項の概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学科配属の初年度において、高学年での専門学習への導入である機械工学概論とともに、基盤となる4力学(工業力学、材料力学、流体力学、熱力学)の内の工業力学と材料力学の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学と演習で授業を行う。
注意点:
関数電卓を持参すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械と人間、機械のはじまり、動力の発達、エネルギーと環境保全 機械のはじまり、動力の発達、エネルギーと環境保全について簡単に説明できる。l
2週 機械と人間、単位について 機械と人間、単位について簡単に説明できる。
3週 工業力学 力のつり合い 工業力学 力のつり合いを簡単に説明できる。
4週 工業力学 点の運動 工業力学 点の運動を簡単に説明できる。
5週 工業力学 質点の運動 工業力学 質点の運動を簡単に説明できる。
6週 工業力学 剛体の運動 工業力学 剛体の運動を簡単に説明できる。
7週 工業力学 振動問題 工業力学 振動問題を簡単に説明できる。
8週 中間試験(前半のおさらい) 中間試験により達成度を簡単に説明できる。
2ndQ
9週 材料力学 荷重 材料力学 荷重を簡単に説明できる。
10週 材料力学 応力とひずみ、熱応力 材料力学 応力とひずみ、熱応力を簡単に説明できる。
11週 材料力学 曲げ:せん断力と曲げモーメント 材料力学 曲げ、特にせん断力と曲げモーメントを簡単に説明できる。
12週 材料力学 曲げ応力 材料力学 曲げ応力について簡単に説明できる。
13週 材料力学 ねじり 材料力学 ねじりについて簡単に説明できる。
14週 材料力学 応力集中、座屈 材料力学 応力集中、座屈について簡単に説明できる。
15週 演習 機械設計技術者試験の材料力学の基礎的な問題が解ける
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。3
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。3
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。3
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。3
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。3
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。3
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。3
振動の種類および調和振動を説明できる。1
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。2

評価割合

試験課題出席授業態度合計
総合評価割合702010100
基礎的能力702010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000