機械工学実験実習Ⅴ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械工学実験実習Ⅴ
科目番号 0138 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 生協より実験テキストを購入すること。
担当教員 齊藤 浩一,多羅尾 進,筒井 健太郎,髙田 宗一朗,原口 大輔

到達目標

機械工学に関する基礎的な現象、諸機械の特性を自ら実験することにより直接体験し、理解することを目標とする。また、基本的な実験技術を習得する。教室で学ぶ科目の実験実習であり、理論と現実を結びつける接点の役割を担う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械工学の基礎的現象および諸機械の特性を深く理解し、説明することができる。機械工学の基礎的現象および諸機械の特性を理解でき、説明することができる。機械工学の基礎的現象および諸機械の特性を理解できる。機械工学の基礎的現象および諸機械の特性を理解することができない。
評価項目2実験結果の座学の知識から検討し、深く考察することができる。実験結果を検討し、考察することができる。実験結果を理解できる。実験結果を理解することができない。
評価項目3PDCAサイクルを理解し、実践できる。PDCAサイクルの意義を説明できる。PDCAサイクルを理解できる。PDCAサイクルを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学における基礎現象の理解、特性を体得するとともに、卒業論文の準備段階となりうる,基礎的な機械工学技術に関する報告書のまとめ方を体得する。 なお、実験群のうち「アナログ信号のPC計測」は企業経験を有する教員が担当し、計測やデータ処理、レポート作成などの各過程におけるデータの客観的な扱い方などを経験を活かして指導するものである。
授業の進め方・方法:
「鋼の金属組織観察および硬さ試験」、「計測器の校正」、「燃料の発熱量と内燃機関の性能試験」、「アナログ信号のPC計測」、「引張試験およびはりのひずみ測定」、「風洞実験」などのテーマの実験を実施する。学生は班毎に分かれ、全ての実験に取り組む。実験結果などをレポートとして整理し、提出する。
この科目は、民間企業等において業務を担当していた教員も担当し、その経験を活かし、実際の現場における最新の設計手法等についての講義を含めて実施するものである。
注意点:
テキスト、ノートを持参しなかった場合は実験を受けられないので、必ず持参すること。遅刻、欠席をした場合、特別な事情がない限りは補講は行わない。提出日までに必ずレポートを提出しなければならない。
レポートの表紙は本校HP機械工学科のページからダウンロードして用いる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験に関する諸注意、レポート作成方法を理解する。
2週 単振子を用いた重力加速度の測定とその不確かさ解析 単振子を用いて重力加速度の最良推定値を測定し、その測定値の不確かさの算出方法を習得する。
3週 重力加速度の測定とその不確かさ解析 単振子を用いて重力加速度の最良推定値を測定し、その測定値の不確かさの算出方法を習得する。
4週 計測器の校正 計測器の校正の一例として、JISに基づくダイヤルゲージの誤差の測定方法を理解する。
5週 計測器の校正 計測器の校正の一例として、JISに基づくダイヤルゲージの誤差の測定方法を理解する。
6週 燃料の発熱量と内燃機関の性能試験 液体や固体の燃料の発熱量の測定及び内燃機関の出力特性の測定と性能評価の方法を理解する。
7週 燃料の発熱量と内燃機関の性能試験 液体や固体の燃料の発熱量の測定及び内燃機関の出力特性の測定と性能評価の方法を理解する。
8週 アナログ信号のPC計測 電気信号の連続的なPC計測とサンプリング定理を理解する。
2ndQ
9週 アナログ信号のPC計測 電気信号の連続的なPC計測とサンプリング定理を理解する。
10週 引張試験およびはりのひずみ測定 試験片に働く荷重と変形の関係及びひずみゲージの原理と取り扱い方法を理解する。
11週 引張試験およびはりのひずみ測定 試験片に働く荷重と変形の関係及びひずみゲージの原理と取り扱い方法を理解する。
12週 風洞実験 流体の流れに対する理解を深め、また流れ場における圧力と速度の関係を理解する。
13週 風洞実験 流体の流れに対する理解を深め、また流れ場における圧力と速度の関係を理解する。
14週 予備日
15週 予備日
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

態度その他合計
総合評価割合2080100
基礎的能力2080100
専門的能力000
分野横断的能力000