機械工学演習Ⅵ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械工学演習Ⅵ
科目番号 0139 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 購入済みの教科書に加え、必要に応じて資料を配布する。
担当教員 堤 博貴,小山 幸平,髙田 宗一朗,原口 大輔

到達目標

機械工学の様々な分野に関する基礎および応用事項の演習を通じ、理解を深め、工学的知識を高める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安基礎的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械/工業力学における応用問題を解くことができる。機械/工業力学における基本問題を説明し、解くことができる。機械/工業力学における各種原理および基礎事項を理解できる。機械/工業力学の学問領域およびその必要性を理解できない。
評価項目2熱力学における応用問題を解くことができる。熱力学における基本問題を説明し、解くことができる。熱力学における各種原理および基礎事項を理解できる。熱力学の学問領域およびその必要性を理解できない。
評価項目3材料力学における応用問題を解くことができる。材料力学における基本問題を説明し、解くことができる。材料力学における各種原理および基礎事項を理解できる。材料力学の学問領域およびその必要性を理解できない。
評価項目4機械工作法における応用問題を解くことができる。機械工作法における基本問題を説明し、解くことができる。機械工作法における各種原理および基礎事項を理解できる。機械工作法の学問領域およびその必要性を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ものづくりを実践する上で、機械工学における各分野の基礎および応用を理解することが必須である。本授業では、授業計画に挙げる各項目を重点的に学習する。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式を主とし、上記の各学問領域を専門とする教員が担当する。適宜例題や演習を行い、理解を深める。
注意点:
物理の力学、数学の微分積分の基礎知識を理解し、復習しておくこと。
関数電卓を必ず持参すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 熱機関およびカルノーサイクル 熱機関の基礎を理解し、カルノーサイクルの計算および説明ができる。
2週 冷凍機およびヒートポンプ 冷凍サイクルの基礎を理解し、計算および説明ができる。
3週 蒸気動力サイクル ランキンサイクルの基礎を理解し、計算および説明ができる。
4週 空気調和 空気調和の基礎を理解し、湿り蒸気線図を使った計算および説明ができる。
5週 1自由度の減衰・非減衰振動 減衰・非減衰系の1自由度振動を運動方程式で表し、系の運動を理解できる。
6週 1自由度の強制・過渡振動 1自由度の強制・過渡振動 1自由度の強制及び過渡振動を運動方程式で表し、系の運動を理解できる。
7週 2自由度の自由・強制振動 2自由度の自由及び強制振動を運動方程式で表し、系の運動を理解できる。
8週 カスティリアノの定理 カスチリアノの定理を理解し、不静定はりの問題などに応用できる。
4thQ
9週 マトリックス法 マトリックス法による構造解析を理解し,トラスの問題などに応用できる.
10週 機械工作法 機械加工の概要 機械加工の概要を理解し、説明ができる。
11週 機械工作法 切削機構、切りくず、構成刃先 切削機構 、切りくず、構成刃先 を理解し説明ができる。
12週 機械工作法 切削抵抗 切削抵抗を理解し、計算し、説明ができる。
13週 機械工作法 フライス加工 フライス加工を理解し、計算および説明ができる。
14週 機械工作法 研削加工、研削理論、研削砥石 研削理論、研削砥石 を理解し、説明ができる。
15週 学習のまとめ 学習をまとめ、レポートに整理する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習レポートその他合計
総合評価割合10000100
基礎的能力500050
専門的能力500050
分野横断的能力0000