応用機械工学考究

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 応用機械工学考究
科目番号 0197 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 特になし
担当教員 角田 陽,小山 幸平

到達目標

企業等での実習または就業体験,地域貢献プログラムへの参加を通じて,これまでに修得した知識を活用し,技術の実を修得する。さらに,技術者としての心構えや社会人としての自覚を養うことを目的とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実際の企業人等との仕事を通して自身のキャリアデザインを明確化することができる。企業等における技術者の実務を理解できる。企業等における技術者の実務をなんとか理解できる。企業等における技術者の実務を理解できない。
評価項目2インターンシップ報告書が簡潔にして十分な内容で作成できる。インターンシップ報告書が様式通りに作成できる。インターンシップ報告書が様式通りになんとか作成できる。インターンシップ報告書が作成できない。
評価項目3インターンシップで学んだことを自身のキャリアデザインとして明確にプレゼンテーションできる。コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる。コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性をなんとか理解できる。社会経験をふまえ、企業においても自分が成長していくことが必要であることを認識できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業等での実習または就業体験、地域貢献プログラムへの参加等を通じ、学科の学習内容だけでない企業活動の幅広さを体験し、経過や結果を校内で発表する。
授業の進め方・方法:
1.実習先の決定(5月から6月)
2.実習先への諸手続
3.実習(夏休み期間中) (原則として8時間×2週間相当)
4.実習報告書の作成と提出(実習終了後直ちに)
5.実習報告会 ・実習担当教員の指導により実習先企業等を決定する。
・履歴書等の準備,送付等 ・実習先企業等において,定められた期間実習を行う。
・実習で行ったことのまとめ。実習先企業の検印を受ける。
・報告書や礼状の作成、校内発表を行う。
この科目は、民間企業等と共同で、実際の製造現場などで最新の設計手法等についてその企業の設備を使用した実習形式で授業を行うものである。
注意点:
学生便覧に掲載されているインターンシップ規則及び学生心得を十分理解して実習に望むこと。受け入れ企業は多くの労力を割いて学生を受け入れている。そのことに対する謝意を忘れず、社会人マナー習得中であるという謙虚な気持ちで参加すること。企業活動は企業ごとに独自性を持っているので、企業側の許可無く写真撮影・文書コピー・実習内容公開を行わないこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 1.インターンシップ心得を理解する。
2. インターンシップ開始前に担当教員に必要事項の指導を受ける。
3.インターンシップ前に下記を行う。
・受入の内諾を得たら速やかに内諾の礼状を作成し,実習先に郵送する。必ず,担当教員に内容を確認してもらう。
・実習機関の概要を調べる。
・受け入れ条件について担当教員に確認する。
4.実習先企業等において,定められた期間実習を行う。
・インターンシップ先の規律・作業内規等の規則に従うこと。
・インターンシップ先の機密を漏らさないこと。
・安全に留意すること。
・作業態度に留意すること。
・無断で備品を使用しない。備品の使用後は元の位置にもどすこと。
・許可無く物品を持ち込まないこと。
・担当教員と連絡が取れるようにしておくこと。
・実習で行ったことをまとめ,実習先企業の検印を受けること。
5.インターンシップ終了後に,インターンシップ先の監督 者の了解を得た報告書,学内発表資料を担当教員に提出する。同時にうインターンシップ終了の礼状を担当教員に提出する。
6.学内発表を実施する。
・企業等における技術者の実務を理解できる。
・企業人としての責任ある仕事の進め方を理解できる。
・企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を総合的に判断することの重要性を理解できる。
・企業における社会的責任を理解できる。
・企業活動が国内外で他社(他者)とどのような関係性を持つかを理解できる。
・高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを理解できる。
・企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができ、それを高めようと努力する姿勢をとることができる。
・コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる。
・実務体験を企業や職種とのマッチングの場として考えて積極的な行動ができる。
・社会経験をふまえ、企業においても自分が成長していくことが必要であることを認識できる。
・実際の企業人等との仕事を通して自身のキャリアデザインを明確化することができる。
2週 同上 同上
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験報告書発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05050000100
基礎的能力0202000040
専門的能力0202000040
分野横断的能力0101000020