卒業研究

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0120 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 6
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:8
教科書/教材 指導教員が必要資料を配布する.
担当教員 M全

到達目標

(1) 主体的・継続的に工学的知識およびスキルを身に着けることができる.
(2) 工学的知識およびスキルを応用し.問題解決や新技術の創生ができる.
(3) 研究課題に関連した既存技術や研究内容について論理的・創造的に考察できる.
(4) 研究成果を文書やプレゼンテーションによって説明し.討論できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1主体的・継続的に工学的知識およびスキルを十分に身に着けることができる.主体的・継続的に工学的知識およびスキルを身に着けることができる.主体的・継続的に工学的知識およびスキルを身に着けることができない.
評価項目2学んだ工学知識を研究課題へ的確に応用し,具体的に問題解決できる.学んだ工学知識を研究課題に応用し,問題解決できる.学んだ工学知識を研究課題に応用し,問題解決できない.
評価項目3研究課題に関連した既存技術や研究内容について論理的・創造的に十分な考察ができる.研究課題に関連した既存技術や研究内容について論理的・創造的に考察できる.研究課題に関連した既存技術や研究内容について論理的・創造的に考察できない.
評価項目4研究成果を文書やプレゼンテーションによって的確に説明し,積極的な討論ができる.研究成果を文書やプレゼンテーションによって説明し,討論できる.研究成果を文書やプレゼンテーションによって説明し,討論できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4年生までの学習成果及び実験・実習で得た基礎知識・技術を総合化し.個別の研究課題における問題点を理解.分析し.適切なアプローチによって.問題解決能力を養う.また.これらの過程を自主的・継続的に行うことで工学研究の手法を実践的に身に着ける.研究課題には演習問題のように初めから答えが用意されているわけではない.自ら試行錯誤を繰り返しながら未知の領域を研究する楽しさを学んでほしい.
授業の進め方・方法:
各研究室に分かれて.指導教員の指導に従って,文献調査,実験・シミュレーション,検討・討論などを行う.研究成果を中間発表会.卒業研究審査発表会で発表する.
注意点:
本科目は実験,解析や論文作成等に必要な標準的な自己学習時間の総数が270時間に相当する学習内容である.自らが選択した研究課題に自主的・積極的に取り組み.継続的に問題解決を図ろうとする姿勢が大切である.
評価は以下の項目の合計とする.
(1)指導教員による研究活動の評価:20点
(2)論文主査・副査による研究論文の評価:40点
(3)中間発表会の評価:10点
(4)卒業研究審査発表会の評価:30点
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/5以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 受講ガイダンス
研究テーマの概要が理解できる.受講に際する諸注意が理解できる.
2週 個別・グループ研究 指導教員の下で、文献調査,実験・シミュレーション,検討・討論などの研究活動を行うことができる.
3週 個別・グループ研究
同上
4週 個別・グループ研究
同上
5週 個別・グループ研究
同上
6週 個別・グループ研究 同上
7週 個別・グループ研究 同上
8週 個別・グループ研究 同上
2ndQ
9週 個別・グループ研究 同上
10週 個別・グループ研究 同上
11週 個別・グループ研究 同上
12週 個別・グループ研究 同上
13週 個別・グループ研究 同上
14週 個別・グループ研究 同上
15週 個別・グループ研究 同上
16週 期末試験実施せず
後期
3rdQ
1週 個別・グループ研究 指導教員の下で、文献調査,実験・シミュレーション,検討・討論などの研究活動を行うことができる.
2週 個別・グループ研究
同上
3週 中間発表会
これまでの研究成果をポスター発表形式で報告することができ,質問等に適切に答えることができる.
4週 個別・グループ研究 指導教員の下で,文献調査,実験・シミュレーション,検討・討論などの研究活動を行うことができる.
5週 個別・グループ研究 同上
6週 個別・グループ研究 同上
7週 個別・グループ研究 同上
8週 個別・グループ研究 同上
4thQ
9週 個別・グループ研究 同上
10週 個別・グループ研究 同上
11週 個別・グループ研究 同上
12週 個別・グループ研究 同上
13週 論文提出
研究成果をまとめて、研究論文を提出できる。
14週 論文審査・発表概要提出
研究論文の内容について,主査・副査からの質問等に答えることができる.
卒業研究審査発表会の概要を作成し提出できる.
15週 卒業研究審査発表会
これまでの研究成果をスライドを用いた口頭発表で報告することができ,質問等に適切に答えることができる.
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。4
自然科学物理力学質点にはたらく力のつりあいの問題を解くことができる。4
運動方程式を用いた計算ができる。4
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。4
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。4
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。4
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学振動の種類および調和振動を説明できる。4
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
計測制御制御系の過渡特性について説明できる。4
制御系の定常特性について説明できる。4
制御系の周波数特性について説明できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4後4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4後4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4後4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4後4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4後4

評価割合

研究活動研究論文中間発表会卒業研究審査発表会合計
総合評価割合20401030100
基礎的能力00000
専門的能力20401030100
分野横断的能力00000