技術者入門II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 技術者入門II
科目番号 0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない
担当教員 大野 貴信,SAMARATHUNGA WASANTHA

到達目標

ものづくりを通して電気電子工学の基礎を体験し,2年生以降の学習に活用することができる.3年生をリーダーとして課題を遂行することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自ら課題に沿った電気電子回路を設計することができる.リーダの指導により課題に沿った電気電子回路を作製することができる.リーダの指導があっても課題に沿った電気電子回路を作製することできない.
評価項目2課題解決のためにプロジェクトチームを牽引することができる.リーダーの指導によりプロジェクトを遂行することができる.リーダーの指導があってもプロジェクトを遂行することができない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気電子工学に関して興味をもち,理解を深めるための課題解決型の授業である.
授業の進め方・方法:
授業中は3年生のリーダ1人と1年生3,4名が1班となり、リーダを中心としてハードウェアに関する課題を解決する。
主に電気電子回路を中心としたハードウェアの課題を解決し理解を深める。
注意点:
3年生のリーダーとよく連絡をとり,プロジェクト課題の製作物を納期までに完成させること。
プロジェクトチームで解決が難しい事項は,上級生や教員・技術職員に質問し,早めに解決すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 製作で用いる道具の用途を理解できる.
2週 オームの法則実験と計測器の使い方 計測器の使い方を説明できる.
3週 LEDの点灯実験 ブレッドボードを用いてLEDの点灯回路を作製することができる.
4週 LED点灯回路の製作 スイッチを用いてLEDの点灯及び消灯ができる.可変抵抗を用いてLEDの明るさを調整することができる.
5週 実体配線図とはんだ付け 回路図から実体配線図を作成できる.はんだ付けの方法を学ぶ.
6週 はんだ付け 電子部品を使って回路を組み,はんだ付け作業ができる.
7週 マルチバイブレータ回路の製作 マルチバイブレータ回路を説明できる.
8週 7セグメントLEDを用いた回路の製作 7セグメントLEDの仕様を説明できる.
4thQ
9週 電子部品の使い方 各種の電子部品の説明ができる.
10週 電気電子回路の製作 与えられた課題に対して、チームで協力して回路製作することができる.
11週 電気電子回路の製作 与えられた課題に対して、チームで協力して回路製作することができる.
12週 電気電子回路の製作 与えられた課題に対して、チームで協力して回路製作することができる.
13週 電気電子回路の製作 与えられた課題に対して、チームで協力して回路製作することができる.
14週 PowerPointを用いた発表資料の作成 自分たちの製作した回路に関する資料を作成できる.
15週 製作した電気電子回路の発表 作製した回路に対してPowerPointを使って発表ができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・取得できる。1後1,後9
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧、電力の関係を理解し、回路の計算に用いることができる。1後2,後3,後4
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、回路の計算ができる。1後2,後3,後4
分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野(実験・実習能力)電気・電子系分野(実験・実習能力)実験装置・器具・情報機器等を利用して直流や交流の電気的特性を測定できる。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
実験装置・器具・情報機器等を安全に正しく利用できる。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
情報収集・活用・発信力情報収集・活用・発信力ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
思考力思考力複合的な事象や出来事を分析できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
情報や主張を批判的に検証できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
基盤的資質・能力自己理解自己理解自分の経験や活動を振り返り、自分の考え方や価値観などを認知できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
自己理解に基づき必要な対応や行動を検討できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。1後10,後11,後12,後13,後14,後15
倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。1後10,後11,後14,後15
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。1後10,後11,後14,後15
継続的な学習と学びの目的継続的な学習と学びの目的学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。1後10,後11,後14,後15
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。1後10,後11,後14,後15

評価割合

発表報告書合計
総合評価割合2080100
専門的能力2080100