概要:
高等学校学習指導要領化学基礎の教科書に準じて、主に座学で授業を進める。単元ごとに教科書傍用の問題集(アクセス化学基礎、アクセス化学)を宿題として自宅で復習を促す。また、実験を取り入れて授業で勉強した事象を確認させる。
授業の進め方・方法:
試験: 前期中間・前期末を計2回実施する。また随時プリントを配布し、記入の上、提出を求める。
実験:実験前に必ず予習すること。服装、実験態度、後片づけ等が指示通りでなかった場合は減点する。
出席: 特別な事由がなく、授業に欠席しないこと。正規または任意の連絡無しに欠席遅刻等があった場合は減点する。
ポートフォリオ: 授業中に指示された小テストや宿題、課題、実験レポートの提出等で確認する。
態度: 授業への集中度が著しく低い場合および実験授業時の規律違反は,総合点より大きく減点する。
その他: 授業の取り組みや授業内容の理解度などを総合的に評価し決定する。
注意点:
学習上の留意点
・自然の事物・現象に関することを題材にして,基本的な概念,原理,法則を理解するよう務めること。
・欠席や遅刻,従業への集中度が著しく低い場合および実験授業時の規律違反は,総合点より大きく減点する。
・学習事項の練習問題などを適宜課題とする。また,既習事項の確認のため小テストを課すことがある。
・提出物やその他課題についてはそれぞれの指示に従い,提出期限を厳守すること。
・授業中に他人に危害を加える、授業の妨害を行う、授業を怠けるなど倫理的に著しくはずれた行為をした場合は単位を習得できない。
学習上の助言
・教科書や副教材などを用いて,復習を中心とした自学自習を行なうこと。
・自学自習の際,高校生向け学習参考書全般が参考となるので各自利用すること。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
化学と人間生活のかかわり
|
代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて理解できる。 洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて理解する。
|
2週 |
単位,指数計算 |
化学で使用する単位および指数計算、有効数字を理解し、適宜使用できる。 測定と測定値の取り扱いができる。
|
3週 |
物質の成分 |
物質が原子からできていることが説明できる。 単体と化合物の意味と具体例が説明できる。 同素体がどのようなものか説明できる。 純物質と混合物の区別ができる。 混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。
|
4週 |
物質の三態 |
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが理解できる。 水の状態変化が理解できる。 物質の三態とその状態変化を説明できる。
|
5週 |
炎色反応 |
元素の同定方法(炎色反応)について理解できる。 レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。 ガラス器具の取り扱いができる。 基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。
|
6週 |
原子の構造 |
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。 同位体について説明できる。 放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。
|
7週 |
電子配置 |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 価電子について説明できる。
|
8週 |
前期中間試験 |
(コロナ感染拡大のため実施しない)
|
2ndQ |
9週 |
イオン |
原子のイオン化代表的なイオンを化学式で表すことができる。について説明できる。 電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。
|
10週 |
イオン結合 |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 イオン結合について説明できる。 イオン結合性物質の性質が説明できる。 イオン性結晶がどのようなものか理解できる。
|
11週 |
共有結合 |
共有結合がどのようなも構造式や電子式により分子を書き表すことができる。のか説明できる。
|
12週 |
共有結合と分子の形 |
極性と分子間力について理解している。 共有結合の結晶と分子結晶について理解している。
|
13週 |
金属結合と金属の結晶 |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 金属の性質が説明できる。
|
14週 |
金属の結晶 |
金属の結晶格子について理解している。 結晶格子を用いた計算ができる。
|
15週 |
元素の周期律 |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。
|
16週 |
前期末試験 |
これまで学習した単元について理解している。
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 3 | 前1 |
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。 | 3 | 前1 |
物質が原子からできていることを説明できる。 | 3 | 前3 |
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前3 |
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前3 |
純物質と混合物の区別が説明できる。 | 3 | 前3 |
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。 | 3 | 前3 |
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 3 | 前4 |
水の状態変化が説明できる。 | 3 | 前4 |
物質の三態とその状態変化を説明できる。 | 3 | 前4 |
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 後12 |
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。 | 3 | 後13 |
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。 | 3 | 前6 |
同位体について説明できる。 | 3 | 前6 |
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。 | 3 | 前6 |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 3 | 前7 |
価電子の働きについて説明できる。 | 3 | 前7 |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | 前9 |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 3 | 前9 |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 3 | 前15 |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 3 | 前15 |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 | 3 | 前5 |
イオン結合について説明できる。 | 3 | 前10 |
イオン結合性物質の性質を説明できる。 | 3 | 前10 |
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前10 |
共有結合について説明できる。 | 3 | 前11 |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 3 | 前11 |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前13 |
金属の性質を説明できる。 | 3 | 前13 |
化学実験 | 化学実験 | 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 | 3 | 前5 |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。 | 3 | 前5 |
測定と測定値の取り扱いができる。 | 3 | 前2 |
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 3 | 前2 |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 3 | 前5 |
ガラス器具の取り扱いができる。 | 3 | 前5 |
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。 | 3 | 前5 |
試薬の調製ができる。 | 3 | 後6 |
代表的な気体発生の実験ができる。 | 3 | 後15 |
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。 | 3 | 後7 |