概要:
製図,計測,制御および実習の4分野の専門授業を通じて,図面書き方,読み方,加工後の計測方法,制御の仕組みを理解することを目的として低学年から基礎的な専門教養を習得する.実験は4班に分かれて1年を通じて ローテションする.
授業の進め方・方法:
前期1単位 後期2単位の合計3単位を一括認定.前期は製図課題(ボルトナット製図)後期は 製図,計測,制御および実習の4つの課題を3週でローテションする.後期の班分けおよびローテションは第1回目のガイダンス時に配布説明する.
注意点:
成績評価は,図面の提出,期末試験における試験を実施する.後期は 図面の提出,レポートにより評価する.これらを単位平均(前期の成績+2×後期の成績)/3 により行う.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業方針,内容説明 ガイダンス |
一年間の学習内容について,理解する.
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2週 |
製図基礎 |
製図の基礎的な描画方法,規則などについて理解する.
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3週 |
製図の用具名称 |
製図に用いる器具の名称を理解する.
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4週 |
文字と線の用法 |
機械製図における文字・線の描画方法について理解する.
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5週 |
文字と線の用法 |
機械製図における文字・線の描画方法について理解する.
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6週 |
製図規格 |
製図の規格(用紙の種類や材料記号,質量計算などを理解する)
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7週 |
製図用具と使い方 |
機械製図の用語名称,使い方を理解する.
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8週 |
製図用具と使い方 |
機械製図の用語名称,使い方を理解する.
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2ndQ |
9週 |
簡単な図形の書き方 |
角二等分線,内接外接六角形など の書き方を理解する.
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10週 |
中間試験 |
上記内容について 理解度の掌握のため試験を実施する.
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11週 |
試験返却 簡単な図形の書き方 |
験における間違え直しとレポート作成 角二等分線,内接外接六角形など簡単な図形の書き方を理解する.
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12週 |
簡単な図形の書き方 |
角二等分線,内接外接六角形など簡単な図形の書き方を理解する.
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13週 |
投影図 第三角法 |
第三角法における各種投影図(補助,部分,局部,回転)について理解する
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14週 |
投影図 第三角法 |
第三角法における各種断面図示(全,片側,部分,回転図示)について理解する
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15週 |
期末試験 |
上記内容について 理解度の掌握のため試験を実施する.
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16週 |
試験返却
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試験における間違え直しとレポート作成
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後期 |
3rdQ |
1週 |
後期ガイダンス 班分け,持ち物 服装 諸注意 |
後期の講義内容および班分け,レポートの書き方を取得する.
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2週 |
製図 ボルトナット製図 |
ねじ製図の書き方を理解する.
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3週 |
製図 ボルトナット製図 |
ねじ使用目的ごとの各種ボルト(通し,押さえ,六角穴付き,植え込み)について規格表から寸法を読み取り正しく書くことができる.
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4週 |
製図 ボルトナット製図 |
ねじ使用目的ごとの各種ボルト(通し,押さえ,六角穴付き,植え込み)について規格表から寸法を読み取り正しく書くことができる.
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5週 |
計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測する方法の習得. |
計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測することができる.
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6週 |
計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測する方法の習得. |
計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測することができる.
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7週 |
計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測する方法の習得. |
計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測することができる.
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8週 |
制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御を行う. |
制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御ができる
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4thQ |
9週 |
制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御を行う. |
制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御ができる
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10週 |
制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御を行う. |
制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御ができる
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11週 |
実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,切削実習を行う. |
実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習する.
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12週 |
実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,切削実習を行う. |
実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習する.
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13週 |
実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,切削実習を行う. |
実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習する.
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14週 |
レポート作成 |
後期の上記4分野の各内容についてレポートを作成する.
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15週 |
予備日 |
後期の上記4分野の各内容についてレポートを作成する.
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16週 |
授業アンケート |
授業アンケートと成績結果の開示を行う.
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 2 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 2 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 2 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 3 | |
製図用具を正しく使うことができる。 | 3 | |
線の種類と用途を説明できる。 | 3 | |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 3 | |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 3 | |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 3 | |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 3 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 2 | |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 2 | |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 2 | |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 2 | |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 2 | |