製造と加工Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 製造と加工Ⅰ
科目番号 0095 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新機械工作(実教出版)
担当教員 高橋 勝彦

到達目標

工業計測,鋳造,溶接,圧延,プレス加工などの各加工法についての概要.特徴や原理を習得する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各加工方法について概要,原理や特徴を説明でき,各加工方法と関連付けている各加工方法について概要,原理や特徴を説明できる各加工方法について概要,原理や特徴を説明できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
機械製品や部品は様々な加工法を組み合わせて作られている.本科目では,工業計測,鋳造,溶接,圧延,プレス加工などの各加工法について学ぶ.それら機械工作法の概要,特徴や原理,あるいは作業上の注意などについて理解する.
授業の進め方・方法:
教員による講義形式による授業
試験にて評価する
注意点:
・本科目では60点以上の評価で単位を認定する
・授業外学習・事前:授業に内容を予習しておくこと
・授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解くこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械工作法の概要 機械工作法の概要について理解し説明できる
2週 計測の基礎 計測の基礎について理解し説明できる
3週 形状測定 形状測定について理解し説明できる
4週 鋳造1 砂型について理解し説明できる
5週 鋳造2 金型と特殊鋳造について理解し説明できる
6週 鋳造3 鋳物の品質について理解し説明できる
7週 溶接・接合1 機械的接合とガス溶接について理解し説明できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 溶接・接合2 アーク溶接について理解し説明できる
10週 溶接・接合3 抵抗溶接について理解し説明できる
11週 塑性加工1 圧延について理解し説明できる
12週 塑性加工2
押出し・引抜きについて理解し説明できる
13週 塑性加工3
プレス加工・曲げ加工について理解し説明できる
14週 塑性加工4 せん断・深絞りについて理解し説明できる
15週 期末試験
16週 答案返却と解説 期末試験の解答解説,授業評価アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。3
アーク溶接の基本作業ができる。3
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。3
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。3
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。3
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。3
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。3
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。3
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000