概要:
1,2学年学習範囲の数学を基礎として,自然科学および工学で必要な確率・統計学の基本を習得させることを目標に講義する.問題演習も随時併せて行い,確率や統計学的な発想・計算技術を定着させる.
授業の進め方・方法:
● 予習していることを前提に授業を進めるので,毎回全員それなりの時間の予習は不可欠である.予習する範囲は,下の授業計画をもとにしつつ,実際の授業進行の状況を観察し,各自適切に判断せよ.教科書の問題は全問,予めノ-トに解答するようにしておくこと.
注意点:
● 予習のとき,不足しているような知識があれば,教科書,参考書などを読んだり,また図書館で調べたりして,自分の努力で解決する姿勢を持って欲しい.その上でどうしても判らないというときに,他の学生や担当の教員からヒントを得るようにして欲しい.他人任せの安易な態度をとったり,「解らないから覚えてしまえ」といった思考の停止につながる態度は,学力の向上を妨げる.
● 原則的に定期試験後の再試験などの措置は,とらない方針である.
● 授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
確認テスト・確率 |
(全般の復習) 第1章§1 確率の定義と性質 1.1 確率の定義 1.2 確率の基本性質
|
2週 |
小テスト・確率 |
(「基礎数学C」の復習) 第1章§1 確率の定義と性質 1.1 確率の定義 1.2 確率の基本性質
|
3週 |
確率 |
第1章§1 確率の定義と性質 1.2 確率の基本性質 1.3 期待値
|
4週 |
確率 |
第1章§1 確率の定義と性質 1.3 期待値 第1章§2 いろいろな確率 2.1 条件つき確率と乗法定理
|
5週 |
確率 |
第1章§2 いろいろな確率 2.1 条件つき確率と乗法定理 2.2 事象の独立 2.3 反復試行
|
6週 |
確率 |
第1章§2 いろいろな確率 2.3 反復試行 2.4 ベイズの定理
|
7週 |
確率・演習 |
第1章§2 いろいろな確率 2.4 ベイズの定理 2.5 いろいろな確率の問題 (演習)
|
8週 |
中間試験 |
(第1章)
|
2ndQ |
9週 |
9回 中間試験の返却・解答解説・講評 データの整理 |
(第1章) 第2章§1 1次元のデータ 1.1 度数分布
|
10週 |
データの整理 |
第2章§1 1次元のデータ 1.1 度数分布 1.2 代表値
|
11週 |
データの整理 |
第2章§1 1次元のデータ 1.2 代表値 1.3 散布度
|
12週 |
データの整理 |
第2章§1 1次元のデータ 1.3 散布度 1.4 散布度と箱ひげ図
|
13週 |
データの整理 |
第2章§1 1次元のデータ 1.4 散布度と箱ひげ図 第2章§2 2次元のデータ 2.1 相関
|
14週 |
データの整理・演習 |
第2章§2 2次元のデータ 2.1 相関 2.2 回帰直線 (演習)
|
15週 |
学期末試験 |
(第2章)
|
16週 |
学期末試験の返却・解答解説・講評 |
(第2章)
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16 |
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。 | 3 | 前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16 |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16 |
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。 | 3 | |