製造と加工Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 製造と加工Ⅱ
科目番号 0058 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新機械工作(実教出版)
担当教員 佐瀬 直樹

到達目標

1.各種切削加工の特徴を説明できる.
2.切削加工において適切な加工条件を選定できる.
3.砥粒加工の特徴、用途が説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1それぞれの切削加工法の特徴をよく理解し、適切な加工法を選定できる.種々の切削加工の特徴を説明できる.種々の切削加工の特徴を説明できない。
評価項目2工具材料、被削材材質に加え、製品形状、加工精度、加工効率を考慮し、適切な加工条件を選定できる.工具材料,被削材材質に基づき加工条件の選定ができる.工具材料,被削材材質に応じた加工条件の選定ができない.
評価項目3砥粒による加工の特徴を理解し、適切な加工法、砥石、砥粒が選定できる.砥粒による加工の特徴、用途を説明できる.砥粒による加工の特徴、用途を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では,除去加工により素材を希望の製品形状とする方法について学ぶ.種々の加工法を理解し、それぞれの長所や短所を理解することによって,用途に応じた適切な加工法や加工条件を選定できるようになる.
授業の進め方・方法:
講義形式で解説をしながら,そのつど質疑や議論を通じて理解を深めてゆく.
毎回の授業には,前回の授業の復習,次回の予習をして臨むこと.
注意点:
身の回りの製品や機械などが,どのような形状の部品が組み合わされて構成されているか、各部品がどのようにして作られているかを考える習慣をつける.
本科目では,50点以上の評価で単位を認定する.評価が50点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められるものにあっては,その評価を50点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 切削加工とは 切削加工の概要が説明でき、分類ができる.
2週 旋盤による加工 旋盤で加工できる形状や使用する工具を説明できる.
3週 旋盤加工の特徴と注意点 旋盤加工における加工条件について説明できる.
4週 フライス盤による加工 フライス盤で加工できる形状や使用する工具を説明できる.
5週 フライス加工における注意点 フライス加工における設定や加工条件について説明できる.
6週 ドリル加工 ドリルの形状や加工機構について説明できる.
7週 穴の仕上げ加工とねじ切り
穴の仕上げ加工法やねじ切り方法について説明できる.
8週 その他の切削工作機械、加工法
形削り盤、ブローチ盤、ホブ盤などについて説明できる.
4thQ
9週 中間試験 第8週までの内容についての試験を実施する.
10週 切削工具に使用される材料 切削工具材料の種類と特徴について説明できる.
11週 切削加工の加工条件 各加工方法における切削速度、送り、切込みについて説明できる.
12週 加工条件による切削状態の変化と工具寿命 加工条件や被削材料による加工状態の変化を説明できる.
13週 研削加工 研削加工の用途・種類、砥石の種類・構造について説明できる.
14週 遊離砥粒による加工 遊離砥粒による加工の特徴や用途について説明できる.
15週 期末試験
16週 期末試験の解説,アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験(中間,期末試験)発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力0000000
専門的能力90100000100
分野横断的能力0000000