情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 0143 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:SolidWorksによる3次元CAD(門脇重道,藤本 浩,高瀬善康,黒田浩晟,実教出版)使用するソフトウェアはSolidworksです.
担当教員 太田 孝雄

到達目標

●二次元CADのレイヤー機能を理解し,基本的な図面が描ける.
●三次元CADを用いたモデリングや組み立ての機能が実践できる.
●CADからのCAMやCAEへの連携を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1二次元CADのレイヤー機能を理解し,実践的な図面が描ける.二次元CADのレイヤー機能を理解し,基本的な図面が描ける.二次元CADのレイヤー機能を理解し,基本的な図面が描けない.
評価項目2三次元CADを用いたモデリングや組み立ての機能を高度に応用できる.三次元CADを用いたモデリングや組み立ての機能が実践できる.三次元CADを用いたモデリングや組み立ての機能が実践できない.
評価項目3CADからのCAMやCAEへの連携を理解し,応用的な説明ができる.CADからのCAMやCAEへの連携を説明できる.CADからのCAMやCAEへの連携を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 現代のものづくりにおいて,CADソフトやCAMといったコンピュータ支援は欠かせません.ソフトはそれぞれに操作性の違いがありますが,概念的にCADとはどういうものか理解することを目標とします.特に二次元CADに特有なレイヤーを理解し,その重要性や利便性を知ってもらいます.また三次元CADでは,モデリングと組立てを行うことで,三次元CADの特徴を知ってもらいます.なおCAMやCAEについても,CADとどのように繋がり連携しているか,理解を深めていきます.
授業の進め方・方法:
教員単独の講義と技術職員による補助を加えた課題演習
注意点:
 この科目はCADソフトの操作を主体とした実習的な要素が強いため,欠席や遅刻によって理解できない部分が出てくる恐れがあります.欠席・遅刻が無いようにしてください.
 各週で行うソフトの操作や課題の説明について,実際に学生が取り組む時間を確保するために,説明の進度が早めになることがあります.集中して授業に臨んでください.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 CADの概要
2週 3次元CADの基本的なコマンドと初期設定の説明 Solidworksのスケッチコマンドの利用方法を理解する.
3週 3次元CADの基本的な使い方(1)
4週 3次元CADの基本的な使い方(2)
5週 3次元CADの基本的な使い方(3)
6週 三次元CADによる部品の作成(1)
7週 三次元CADによる部品の作成(2)
8週 三次元CADによる部品の作成(3)
2ndQ
9週 三次元CADによる機械要素の組立て(1)
10週 三次元CADによる機械要素の組立て(2)
11週 3次元データから2次元図面への移行(1)
12週 3次元データから2次元図面への移行(2)
13週 総合演習(1)
14週 総合演習(2)
15週 総合演習(3)
16週 授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。1
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。1
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。1
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。1
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
材料系分野製図図面の役割と種類を説明できる。3
線の種類と用途を説明できる。3
品物の投影図を正確にかくことができる。3
製作図のかき方を理解できる。3
図形に寸法を記入することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
CADシステムの役割と構成を説明できる。3
CADシステムの基本機能を理解し、利用して作図できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000040040
専門的能力000040040
分野横断的能力000020020