到達目標
(1) 情報処理で扱われる、文字・文字コードに関する取り扱いができる。
(2) ポインタの基礎概念を理解し、メモリ内のデータ取り扱い方ができる。
(3) 構造体を通して、ファイルの取り扱いやデータ構造を理解し、プログラミングに活用できる。
(4) Visual C#を用いた基礎的なアプリケーション開発ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 情報処理で扱われる、文字・文字コードに関する取り扱いや応用できる。 | 情報処理で扱われる、文字・文字コードに関する取り扱いができる。 | 情報処理で扱われる、文字・文字コードを取り扱うことができない。 |
評価項目2 | ポインタの基礎概念を理解し、メモリ内のデータ処理の取り扱いや応用できる。 | ポインタの基礎概念を理解し、メモリ内のデータを取り扱うことができる。 | ポインタの基礎概念を理解し、メモリ内のデータを取り扱うことができない。 |
評価項目3 | 構造体を通して、ファイルの取り扱いができ、応用できる。 | 構造体を通して、ファイルの取り扱いができる。 | 構造体を通して、ファイルの取り扱いができない。 |
評価項目4 | Visual C#を用いた基礎的なアプリケーション開発ができ、応用できる。 | Visual C#を用いた基礎的なアプリケーション開発ができる。 | Visual C#を用いた基礎的なアプリケーション開発ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
汎用コンピュータ言語として様々な用途に用いられているC言語のプログラミング演習を行う。演習を通じてアルゴリズムやシステム開発の基本的事項を学ぶ。また、Visual Studioを用いた Visual C# Windowsアプリケーション開発の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学と演習を交互に行い理解を深める。与えられた演習問題をこなして行くだけでなく、自分で問題を作ってみることが理解を深めるのに有効な手段である。
注意点:
メディアラボでプログラムを編集する前に、どれだけ考えているかで理解度や演習状況が大きく異なる。なお、質問は放課後に研究室で随時受け付ける。
授業の到達目標の達成度、および基礎的な事項の理解度やそれを応用する能力の習得状況をみる。成績は定期試験 (70%)、演習課題(30%)を基本として評価する。
定期試験の再試は行わないので、毎回の試験に全力を注ぐこと。
演習課題の提出期限は厳守。提出期限が1週間遅れるごとに10%ずつ減点する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業のガイダンス Visual Studioの使用方法ガイダンス |
Visual Studioを用いたC言語プログラムの入力、コンパイル、実行ができる。
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2週 |
Visual C#:Windowsアプリケーション開発 1 |
テキストボックスやメッセージボックスを用いた、基礎的なWindowsアプリケーションを作成できる。
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3週 |
Visual C#:Windowsアプリケーション開発 2 |
テキストボックスやボタンツールを用いた、基礎的なWindowsアプリケーションを作成できる。
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4週 |
Visual C#:Windowsアプリケーション開発 3 |
Visual Studioを用いて四則演算ができるWindowsアプリケーションを作成できる。
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5週 |
C言語:ポインタの概念
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ポインタの概念を理解し、演習課題を解くことができる。
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6週 |
C言語:ポインタ変数の宣言 |
ポインタ変数を宣言し、ポインタ変数を扱うことができる。
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7週 |
総合演習
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前期第1週〜第6週の内容について、総合的な問題を解くことができる。
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8週 |
前期中間試験 |
前期第1週〜7週の内容について、種々の問題に対応できる。
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2ndQ |
9週 |
復習 Visual C#:Windowsアプリケーション開発 4 |
前期中間試験の内容を復習し、自らの課題を認識し修正できる。 Visual Studioを用いてExelファイルの入出力ができる。
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10週 |
Visual C#:Windowsアプリケーション開発 5 |
ファイル入力、データ演算、ファイル出力の一連の流れができる。
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11週 |
Visual C#:Windowsアプリケーション演習課題
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演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
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12週 |
C言語:文字列・一次元配列とポインタ |
文字列・一次元配列とポインタの関係を理解できる。
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13週 |
C言語:二次元配列のポインタ変数 |
二次元配列のポインタ変数、プログラム作成できる。
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14週 |
総合演習 |
前期第9週〜第13週の内容について、総合的な問題を解くことができる。
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15週 |
前期末試験 |
前期の内容について、各項目の到達目標に到達する。
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16週 |
復習など |
前期の内容について、自らの課題を認識し修正できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
C言語:値を二つ以上返す関数 |
値を二つ以上返す関数の概念を理解し、扱うことができる。
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2週 |
C言語:一次元配列の受け渡し
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関数を用いて一次元配列の受け渡しができる。
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3週 |
C言語:ポインタ演習課題 1
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演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
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4週 |
C言語:ポインタ演習課題 2
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演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
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5週 |
C言語:構造体の概念 |
構造体の概念を理解し、演習課題を解くことができる。
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6週 |
C言語:構造体とポインタ |
構造体とポインタの関係を理解し、プログラム作成できる。
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7週 |
総合演習 |
後期第1週〜第6週の内容について、総合的な問題を解くことができる。
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8週 |
後期中間試験
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前期および後期第1週〜7週の内容について、種々の問題に対応できる。
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4thQ |
9週 |
復習など C言語:ユーザ定義型 |
後期中間試験の内容を復習し、自らの課題を認識し修正できる。 ユーザー定義型の宣言方法を理解し、プログラム作成できる。
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10週 |
C言語:構造体演習課題 1 |
演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
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11週 |
C言語:構造体演習課題 2
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演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
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12週 |
C言語:ファイル操作
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C言語によるファイル入出力操作ができる。
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13週 |
C言語:関数演習問題 |
演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
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14週 |
総合演習 |
後期第9週〜13週の内容について、種々の問題に対応できる。
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15週 |
学年末試験 |
前期および後期第1週〜第14週の内容について,各項目の到達目標に到達する.
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16週 |
復習 |
これまでの内容を復習し、各項目の到達目標に到達する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 2 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 2 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 2 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 2 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |