情報ネットワーク応用

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報ネットワーク応用
科目番号 0082 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(機械システム系) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:左貝潤一「通信ネットワーク概論」(森北出版)
担当教員 大西 淳

到達目標

学習目的:OSI参照モデル全体を理解した上で,その中のレイヤー1からレイヤー3までの各層で現実に使われている技術について説明できるようになる。また,SOCKETを使って通信を行うプログラムについても説明できるようになる。さらに,クラウドコンピューティングの中にサーバを構築する方法も説明できるようになる。

到達目標
1物理層で使われている有線ネットワークおよび無線ネットワークの基本技術を説明できる
2データリンク層とネットワーク層で使われている基本的な交換技術を説明できる
3TCP/IPのアプリケーション層で行われているアプリケーション間通信の基本技術を説明できる
4SOCKETを使って通信プログラムを作る際に使う基本的なシステムコールの役割を説明できる
5クラウドコンピューティングの中にサーバを構築する際に行う設定項目を説明できる

ルーブリック

不可
評価項目1授業で扱った有線ネットワークおよび無線ネットワークの基本技術を完全に説明できる。授業で扱った有線ネットワークおよび無線ネットワークの基本技術の主要な部分を説明できる。授業で扱った有線ネットワークおよび無線ネットワークの基本技術の最低限の部分を説明できる。左記に達していない。
評価項目2授業で扱ったデータリンク層とネットワーク層で使われている基本的な交換技術を完全に説明できる。授業で扱ったデータリンク層とネットワーク層で使われている基本的な交換技術の主要な部分を説明できる。授業で扱ったデータリンク層とネットワーク層で使われている基本的な交換技術の最低限の部分を説明できる。左記に達していない。
評価項目3授業で扱ったTCP/IPのアプリケーション層で行われているアプリケーション間通信の基本技術を完全に説明できる。授業で扱ったTCP/IPのアプリケーション層で行われているアプリケーション間通信の基本技術の主要な部分を説明できる。授業で扱ったTCP/IPのアプリケーション層で行われているアプリケーション間通信の基本技術の最低限の部分を説明できる。左記に達していない。
評価項目4授業で扱ったSOCKETに関するシステムコールの役割を資料を見ることなく説明できる。授業で扱ったSOCKETに関するシステムコールの役割を資料を参照して説明でき,かつ,その一部を資料を見ないで説明できる。授業で扱ったSOCKETに関するシステムコールの役割を資料を参照しながら説明できる。左記に達していない。
評価項目5クラウドコンピューティングの中にサーバを構築する際に行う設定項目を定められた期限までに調査して説明できる。クラウドコンピューティングの中にサーバを構築する際に行う設定項目を,定められた期限を超過したが,自主的に調査して説明できる。クラウドコンピューティングの中にサーバを構築する際に行う設定項目を,強い指導の下で調査して説明できる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:情報システム・プログラミング・ネットワーク(情報システム系),融合科目・その他(先進科学系,機械システム系,電気電子システム系)
必修・必履修・履修選択・選択の別:選択
基礎となる学問分野:情報科学,情報工学およびその関連分野/情報ネットワーク関連
学習・教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習・教育目標「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2:「電気・電子」,「情報・制御」に関する専門技術分野の知識を修得し,説明できること」である。
授業の概要:「情報ネットワーク基礎」で学んだOSI参照モデル全体の復習も行いつつ、その中のレイヤー1からレイヤー3までの各層で現実に使われている技術をより深く学ぶ。また、SOCKETを使って通信を行うプログラムについても学ぶ。さらに、クラウドコンピューティングの中にサーバを構築する方法も学ぶ。


授業の進め方・方法:
授業の方法:教科書の項目を単位として受講者間で担当を決め,輪講する。一部の内容は課題として各自で取り組む。
成績評価方法:2回の定期試験の結果をそれぞれ同等に評価し(60%),担当分の発表(20%)と宿題レポート(20%)も評価に加える。再試験は原則行わない。ただし,定期試験の結果をもって単位認定を正当に結論できないと判断した場合には再試験を行い,その結果によって学年末成績を修正することがありうる。原則として,いずれの試験にも資料の持込を許可しないが,状況によって許可することもありうるので,授業中の指示事項に注意すること。
注意点:
履修のアドバイス:本科目は輪講形式で行う。そのため,自分の担当箇所の説明で手を抜くと,他の受講者の成績を下げることにつながる。他に迷惑をかけないよう,真剣に取り組むこと。
基礎科目:情報リテラシー(1年),情報ネットワーク基礎(2)
関連科目:ネットワークセキュリティ(4年),情報通信工学(4),通信プロトコル(5)
受講上のアドバイス:授業開始前に行う出席確認に遅れた者は遅刻として扱う。2遅刻で1欠課(1回分の授業)として扱う。なお,配布物は欠席者の分も出席者と一緒に配布し,再発行は行わないので,無用な遅刻や欠課をせず,確実に配布物を受け取ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 本年度は開講しない
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合602000200100
基礎的能力0000000
専門的能力602000200100
分野横断的能力0000000