プログラミング技法

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プログラミング技法
科目番号 74146 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気・電子システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教材用プリント/「例題で学ぶはじめてのC言語」大石弥幸著 (ムイスリ出版)ISBN 978-4896412703
担当教員 大野 亙

到達目標

(ア)C言語における分割コンパイルの考え方を理解し、実践することができる。
(イ)各種変数のスコープや使用方法、プログラム対する影響を説明できる。
(ウ)動的メモリ確保の方法とポインタを併用した使用方法を理解し、実際のプログラムで使用することができる。
(エ)代表的なデータ構造の形式が理解できる。
(オ)データ構造の基礎である構造体を実際のプログラムで使用することができる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(可)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目1代表的なデータ構造の形式や,アルゴリズムが理解でき、プログラム上で実装することができる。代表的なデータ構造の形式や,アルゴリズムが理解できる。代表的なデータ構造の形式や,アルゴリズムが理解できない。
評価項目2プログラム上の、構造体、動的メモリ確保について理解し、プログラムで使用することができる。プログラム上の、構造体、動的メモリ確保について理解できる。プログラム上の、構造体、動的メモリ確保について理解できない。
評価項目3C言語における分割コンパイルの考え方を理解し、モジュール化の意味、必要性を説明できる。C言語における分割コンパイルの考え方を理解できる。C言語における分割コンパイルの考え方を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 コンピュータを利用した情報の保持・変換・伝達のための概念を理解し,説明できる.
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ① ものづくり能力

教育方法等

概要:
本講義では,3年生までに学んだ文法を基礎とし,より高度なプログラミング技術の習得を目指す。ソフトウェアは小規模なものから、複数人によって行う大規模なものまで非常に幅広い。ある程度以上の規模のソフトウェアを構築するためには、データ構造の知識、分割コンパイルなどの技術、プログラムの機能の切り分けなどの技術など文法以外の知識、技術が必要となる。また,コンピュータの使用目的の一つである数値演算法についても,基本的なアルゴリズムを使用し,プログラミングの方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
注意点:
プログラミング基礎A,Bを修得していることを前提として授業を進める

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修6

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 動的メモリ確保:変数のサイズの考え方、プログラム実行中のメモリ確保の方法(講義) 変数のサイズの考え方、プログラム実行中のメモリ確保の方法を理解できる。
2週 動的メモリ確保:変数のサイズの考え方、プログラム実行中のメモリ確保の方法(演習) 変数のサイズの考え方、プログラム実行中のメモリ確保の方法を理解できる。
3週 ファイル分割:ファイル分割の考え方 ファイル分割の考え方について理解できる。
4週 ファイル分割:プリプロセス 、ヘッダファイル(講義) プリプロセッサ、ヘッダファイル考え方について理解し使用することができる。
5週 ファイル分割:プリプロセス 、ヘッダファイル(演習) プリプロセッサ、ヘッダファイル考え方について理解し使用することができる。
6週 変数:大域/局所変数、動的/静的変数 各種変数のスコープおよび使用方法が理解できる。
7週 変数:データ隠蔽、再利用性 静的変数を用いたデータ隠蔽、再利用性について理解できる。
8週 構造体:構造体の復習 構造体:構造体の文法を理解し、使用することができる。
2ndQ
9週 データ構造:スタックおよびキュー(データ構造、構造体を用いた実装)(講義) データ構造:スタックおよびキュー(構造、構造体を用いた実装)を理解できる。
10週 データ構造:スタックおよびキュー(構造体を用いた実装)(演習) データ構造:スタックおよびキュー(構造、構造体を用いた実装)を理解できる。
11週 数値計算法:代数方程式の解法(二分法) 数値計算法:ニュートン法などのアルゴリズムを用いて簡単な代数方程式を解くプログラミングが作成できる
12週 数値計算法:代数方程式の解法(ニュートン法) 数値計算法:ニュートン法などのアルゴリズムを用いて簡単な代数方程式を解くプログラミングが作成できる
13週 プログラミング演習1 ファイル分割、データ構造の考え方を用いてプログラムを作成することができる
14週 プログラミング演習2 数値計算法の考え方を用いてプログラムを作成することができる
15週 授業まとめ(総合演習) 総合演習を行うことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題小テスト合計
総合評価割合502030100
専門的能力502030100