情報科学・工学セミナー

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報科学・工学セミナー
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(情報科学・工学系共通科目) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 担当教員が必要に応じ提示する.
担当教員 阿部 司,稲川 清,大西 孝臣,中村 庸郎,中村 嘉彦,原田 恵雨,三上 剛,土居 茂雄,大橋 智志,山本 椋太

到達目標

1. 技術者として必要な一般常識を理解し、適切な文書で自己PRができる。
2. 資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解し、同水準の問題を解くことができる。
3. 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
4. 自分の考えを適切にまとめて、明解な文書として記述できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1. 技術者として必要な一般常識を理解し、適切な文書で自己PRができる。技術者として必要な一般常識を理解し、適切な文書で自己PRができる。技術者として必要な一般常識を理解し、基本的な文書で自己PRができる。技術者として必要な一般常識を理解することが困難で、自己PRができない。
2. 資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解し、同水準の問題を解くことができる。資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解し、同水準の問題を解くことができる。資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解し、基本的なの問題を解くことができる。資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解することが困難で、問題を解くことができない。
3. 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った基本的な発表と討論ができる。自分の考えをスライドに纏めることが困難で、スライドを使った発表と討論ができない。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性
 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力  5 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力  7 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力

教育方法等

概要:
講義・実験で扱う機会の少ない一般的な知識・技能について取り上げ、演習を中心として授業を進める。
この科目では、第15週に企業から講師を招聘し、社会人として必要な知識・技能、進路選択における情報等に関する講演を行う。
授業の進め方・方法:
技術者として必要な一般常識・プレゼンテーション・テクニカルライティングについて学び、社会が必要としている技術レベルを知ることで、これまで授業で学んできた科目の実社会における位置づけを理解する。
達成目標1、2、4に関しては、達成目標毎に課題を与え、レポートにより評価する。
達成目標3に関しては、演習時の評価とする。
試験は実施しない。
各課題のレポートの評価とプレゼンテーション演習の評価に対して、テーマ毎の授業時間数に応じて重みをかけて平均をとり、それを総合評価とする。合格点は60 点である。課題を100%の重みで評価し、詳細な重みは、プレゼンテーション演習を50%、自己分析を25%、テクニカルライティングを25%とする。
注意点:
授業はホームルームもしくは実習室で行うので、授業ごとに講義室を確認すること。
授業においては適宜資料・プリントを配布する。ノートとともに、資料・プリントを収納・整理するためのファイルも用意すること。
授業の際に必要なものについては別途連絡する。
講義予定に変更がある場合は事前に連絡するので注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 情報科学・工学セミナーガイダンス 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
2週 プレゼンテーション演習 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
3週 プレゼンテーション演習 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
4週 プレゼンテーション演習 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
5週 プレゼンテーション演習 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
6週 プレゼンテーション演習 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
7週 プレゼンテーション演習 自分の考えをスライドに纏めることができ、スライドを使った発表と討論ができる。
8週 テクニカルライティング 自分の考えを適切にまとめて、明解な文書として記述できる。
4thQ
9週 テクニカルライティング 自分の考えを適切にまとめて、明解な文書として記述できる。
10週 専門知識(情報処理技術者試験) 資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解し、同水準の問題を解くことができる。
11週 就職ガイダンス 技術者として必要な一般常識を理解し、適切な文書で自己PRができる。
12週 自己分析と自己PR 技術者として必要な一般常識を理解し、適切な文書で自己PRができる。
13週 言語処理と数的処理 資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解し、同水準の問題を解くことができる。
14週 言語処理と数的処理 資格試験、就職試験等で出題された問題の演習を通して、社会が求めている技術的知識、技術水準を、演習を通して理解し、同水準の問題を解くことができる。
15週 企業技術者講演会 企業からの講師による講演を受講し、社会人として必要な知識・技能や自らの進路について考えることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。4
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。4
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
基礎的能力8080
専門的能力00
分野横断的能力2020