工業力学演習

Course Information

College Toyama College Year 2015
Course Title 工業力学演習
Course Code 0016 Course Category Specialized / Elective
Class Format Seminar Credits School Credit: 1
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 2nd
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 詳解 工業力学 入江敏博著 理工学社
Instructor Asaji Toyohisa

Course Objectives

①力およびモーメント等の力学における基礎を理解し,力が一点に働く場合の静力学に関する計算ができる.
②力およびモーメント等の力学における基礎を理解し,剛体の静力学に関する計算ができる.
③速度および加速度の意味や基本的な記述方法を理解して計算することができる.
④力と運動法則,剛体の運動における基礎を理解し,簡単な計算をすることができる.
⑤摩擦の基本的概念について理解し,簡単な計算ができる.

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力が一点に働く場合の静力学を正しく理解し,応用問題を解くことができる.力が一点に働く場合の静力学の基本を理解し,基本問題を解くことができる.力が一点に働く場合の静力学が理解できず,基本問題ができない.
評価項目2剛体の静力学を正しく理解し,応用問題を解くことができる.剛体の静力学の基本を理解し,基本問題を解くことができる.剛体の静力学が理解できず,基本問題ができない.
評価項目3速度・加速度を正しく理解し,応用問題を解くことができる.速度・加速度の基本を理解し,基本問題を解くことができる.速度・加速度を理解できず,基本問題ができない.
評価項目4力と運動の法則および剛体の運動を正しく理解し,応用問題を解くことができる.力と運動の法則および剛体の運動の基本を理解し,基本問題を解くことができる.力と運動の法則および剛体の運動が理解できず,基本問題ができない.
評価項目5摩擦を正しく理解し,応用問題を解くことができる.摩擦の基本を理解し,基本問題を解くことができる.摩擦が理解できず,基本問題ができない.

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
本授業では,1学年時の物理学で学んだ力学の知識を基にして,機械工学で基礎となる科目(材料力学,熱力学,流体力学,機械力学など)を学ぶための基礎作りを行うことを目的としている.工業力学IおよびⅡで学習した内容について演習問題を行い,解説する.
Style:
教員単独による講義および演習を実施する.
Notice:
1学年時に学習した物理学(特に力学分野)および数学を十分に復習して授業に臨むこと.関数電卓を用意しておくこと.
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st 授業の概要説明 本授業の概要について解説する.
2nd 力の合成と分解,力のつり合い 平面上にある一点に作用する力の合成と分解について理解する.また,一点に作用する力のつり合いについて理解する.
3rd 剛体に作用する力の合成,モーメントと偶力 剛体および剛体に働く力の合成の考え方について理解する.また,モーメントと偶力について理解する.
4th 力・モーメントの合成およびつり合い,支点と反力 梁にはたらく力,モーメントについて理解する.
5th 重心,物体のつり合い 物体の重心とその応用について理解する.
物体のつり合いと重心の関係について理解する.
6th 分布力 分布力の性質と分布力による力・モーメントの考え方を理解する.
7th 速度と加速度
加速度の法線・接線成分への分解
速度,加速度の定義について理解する.
8th 中間試験 第1〜7週の内容の理解度を測るために,中間試験を行う.
4th Quarter
9th 中間試験の解答・解説 中間試験の解説を行う.
10th 放物運動と円運動 放物運動と円運動の基礎について理解する.
11th 直線運動と慣性力 ニュートンの運動法則を理解する.
12th 求心力と遠心力 円運動における求心力と遠心力を理解する.
13th 剛体の平面運動の方程式
慣性モーメント
剛体の平面運動の方程式の導出方法について理解する.
慣性モーメントの導出方法について理解する.
14th すべり摩擦,ころがり摩擦
斜面の摩擦
すべり摩擦の概念を理解する.また,ころがり摩擦の概念および斜面上の物体の摩擦について理解する.
15th 期末試験 第10〜14週の内容の理解度を測るために,期末試験を行う.
16th 後期末試験の解答・解説
授業評価・アンケート

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000