材料力学Ⅱ

Course Information

College Toyama College Year 2015
Course Title 材料力学Ⅱ
Course Code 0018 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 3rd
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials Professional Engineer Library 材料力学,実教出版
Instructor Okane Masaki

Course Objectives

材料力学Ⅰに引き続き,はりの曲げ応力,はりのたわみ,ねじり,等について学び,基本的な問題が解けるようにする.また,はりの曲げにおける不静定問題の解法を理解し,実際の問題に応用できるようにすることを目指す.

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
曲げ応力は,断面上で一様ではなく分布があり,引張と圧縮が混在していることを理解している正しく説明できるだけでなく,資料等を自作しして,効果的に説明することができる.教科書などを用いれば,簡潔に説明することができる.教科書やノートを用いても,正しく説明できない.
断面二次モーメント を求めることができる.また,断面二次モーメントと,断面二次極モーメントの違いを説明できる.複雑な形状の場合でも正しく求めることができ,簡潔に説明できる.基本的な形状の場合であれば正しく求めることができ,説明できる.単純な形状であっても,求めることができない.
はりの曲げ応力を求めることができる.分布荷重が作用したり,断面形状が複雑な場合でも,正しく求めることができる.基本的な形式のはりであれば,正しく求めることができる.単純な場合でも,求めることができない.
平行軸の定理を理解している.正しく説明できるだけでなく,資料等を自作しして,効果的に説明することができる.教科書などを用いれば,簡潔に説明することができる.教科書やノートを用いても,正しく説明できない.
平等強さのはりがどのようなものか理解している.正しく説明できるだけでなく,資料等を自作しして,効果的に説明することができる.教科書などを用いれば,簡潔に説明することができる.教科書やノートを用いても,正しく説明できない.
はりのたわみの微分方程式(基礎式)を理解している.理論から,基礎式を導出することができ,正しく使用することができる.基礎式がどのようなものか知っており,正しく使用できる.教科書やノートを参考にしても,たわみの微分方程式を説明できない.
はりのたわみ,たわみ角を求めることができる.複雑な形状や,負荷の場合でも正しく求めることができ,簡潔に説明できる.基本的な形状や,負荷の場合であれば正しく求めることができ,簡潔に説明できる.単純な形状や,負荷の場合であっても正しく求めることができない.
はりの不静定問題を解くことができる.複雑な形状や,負荷の場合でも正しく解くことができる.基本的な形状や,負荷の場合であれば 正しく解くことができる.単純な形状や,負荷の場合であも解くことができない.
ねじれ角,比ねじれ角等,ねじりに関する基本的な力学量を理解している.正しく説明できるだけでなく,資料等を自作しして,効果的に説明することができる.教科書などを用いれば,簡潔に説明することができる.教科書やノートを用いても,正しく説明できない.
トルクと,せん断応力の関係を理解している.正しく説明できるだけでなく,資料等を自作しして,効果的に説明することができる.教科書などを用いれば,簡潔に説明することができる.教科書やノートを用いても,正しく説明できない.

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
材料力学は,機械工学の基本となる科目の一つであり,機器設計等で,必ず必要となる学問です.材料力学を理解することが求められるのではなく,卒業後は,材料力学を道具として,機器設計等の業務に携わることになります.テストのための暗記ではなく,卒業後も忘れずに,知識として身に付くよう,きちんと理解することが求められます.
Style:
教員単独で行います.基礎科目なので,座学が中心になりますが,適宜,授業中に,演習問題等も取り入れます.
Notice:
材料力学Ⅰを履修(出来れば修得)していることが望ましい.
レポート等は,すべての課題についての提出が必要です.やむを得ない事情の場合を除き,1通でも未提出のレポートがある場合,提出期限を守らなかった場合などは,単位を認定しません.

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st はりの曲げ応力① 曲げによる変形の理解,中立面と中立軸の理解.
2nd はりの曲げ応力② 曲げモーメントと曲げ応力の関係を理解する.
3rd はりの曲げ応力③ 断面形状の性質(図心,断面1次モーメント,断面2次モーメント等)の理解
4th はりの曲げ応力④ 平行軸の定理,平等強さのはりの理解
5th はりのたわみ① はりのたわみ曲線の理解,境界条件の理解
6th はりのたわみ② 種々のはりにおけるたわみの求め方
7th はりのたわみ③ 重ね合わせ法の理解
8th 中間試験
4th Quarter
9th はりの複雑な問題① 不静定はりの定義と,その解法に関する理解.
10th はりの複雑な問題② 代表的な不静定はりの解法(一端固定他端支持はり,両端固定はり 等)
11th はりの複雑な問題③ 連続ばり,組合せばり等の解法
12th ねじり① ねじれ角,比ねじれ角等,ねじりに関する基本的な力学量の理解
13th ねじり② ねじりの作用により生じる応力,およびその分布と求め方の理解
14th ねじり③ トルクとせん断応力の関係を理解し,伝動軸の設計等への応用を理解する
15th 期末試験
16th 期末試験の解答と解説

Evaluation Method and Weight (%)

試験レポート・課題Total
Subtotal8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050