確率と統計

Course Information

College Toyama College Year 2017
Course Title 確率と統計
Course Code 0159 Course Category General / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 3rd
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 高遠節夫ほか『新確率統計』大日本図書.高遠節夫ほか編『新確率統計 問題集』大日本図書, 碓氷ほか『大学編入のための数学問題集』大日本図書, 林義実/山田敏清『数学/徹底演習(第3版)』森北出版, 根上生也編『数学活用』啓林館, 『ニューアクションβ 数学I+A』,『(同)Ⅱ+B』,『(同)Ⅲ』東京書籍.
Instructor Kawahara Osamu

Course Objectives

● 確率や期待値の概念を理解し,それらの計算が実際にできる.
● 1次元のデータの整理の仕方を学び,分散・標準偏差を理解し,定量的な判断のための準備をすることができる.
● 2次元のデータについて,相関係数・回帰直線を理解し,定量的な判断のための準備をすることができる.

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
確率や期待値の概念を理解し,それらの計算が実際にできる.確率や期待値の概念を理解し,それらの計算が実際に迅速・正確にできる.確率や期待値の概念を理解し,それらの計算が実際にできる.確率や期待値の計算ができない.
1次元のデータの整理の仕方を学び,分散・標準偏差を理解し,定量的な判断のための準備をすることができる. 1次元のデータを整理したうえで,分散・標準偏差を求め,定量的な判断のための準備をすることができた上で,実際に定量的な判断ができる. 1次元のデータを整理したうえで,分散・標準偏差を求め,定量的な判断のための準備をすることができる. 1次元のデータを整理できないか,または分散・標準偏差を求められないか,またはその両者のため,定量的な判断のための準備をすることができない.
2次元のデータについて,相関係数・回帰直線を理解し,定量的な判断のための準備をすることができる.2次元のデータについて,相関係数・回帰直線を求め,定量的な判断のための準備をすることができた上で,実際に定量的な判断ができる.2次元のデータについて,相関係数・回帰直線を求め,定量的な判断のための準備をすることができる.2次元のデータについて,相関係数・回帰直線を求められず,定量的な判断のための準備をすることができない.

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
1,2学年学習範囲の数学を基礎として,自然科学および工学で必要な確率・統計学の基本を習得させることを目標に講義する.問題演習も随時併せて行い,確率や統計学的な発想・計算技術を定着させる.
Style:
● 予習していることを前提に授業を進めるので,毎回全員それなりの時間の予習は不可欠である.予習する範囲は,下の授業計画をもとにしつつ,実際の授業進行の状況を観察し,各自適切に判断せよ.教科書の問題は全問,予めノ-トに解答するようにしておくこと.
Notice:
● 予習のとき,不足しているような知識があれば,教科書,参考書などを読んだり,また図書館で調べたりして,自分の努力で解決する姿勢を持って欲しい.その上でどうしても判らないというときに,他の学生や担当の教員からヒントを得るようにして欲しい.他人任せの安易な態度をとったり,「解らないから覚えてしまえ」といった思考の停止につながる態度は,学力の向上を妨げる.
● 授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 確認テスト・確率 (復習)
第1章§1 確率の定義と性質
1.1 確率の定義
1.2 確率の基本性質
2nd 小テスト・確率 (「基礎数学C」の復習)
第1章§1 確率の定義と性質
1.1 確率の定義
1.2 確率の基本性質
3rd 確率 第1章§1 確率の定義と性質
1.2 確率の基本性質
1.3 期待値
4th 確率 第1章§1 確率の定義と性質
1.3 期待値
第1章§2 いろいろな確率
2.1 条件つき確率と乗法定理
5th 確率 第1章§2 いろいろな確率
2.1 条件つき確率と乗法定理
2.2 事象の独立
2.3 反復試行
6th 確率 第1章§2 いろいろな確率
2.3 反復試行
2.4 ベイズの定理
7th 確率・演習 第1章§2 いろいろな確率
2.4 ベイズの定理
2.5 いろいろな確率の問題
(演習)
8th 中間試験 (第1章)
2nd Quarter
9th 9回 中間試験の返却・解答解説・講評
データの整理
(第1章)
第2章§1 1次元のデータ
1.1 度数分布
10th データの整理 第2章§1 1次元のデータ
1.1 度数分布
1.2 代表値
11th データの整理 第2章§1 1次元のデータ
1.2 代表値
1.3 散布度
12th データの整理 第2章§1 1次元のデータ
1.3 散布度
1.4 散布度と箱ひげ図
13th データの整理 第2章§1 1次元のデータ
1.4 散布度と箱ひげ図
第2章§2 2次元のデータ
2.1 相関
14th データの整理・演習 第2章§2 2次元のデータ
2.1 相関
2.2 回帰直線
(演習)
15th 学期末試験 (第2章)
16th 学期末試験の返却・解答解説・講評 (第2章)

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal9500005100
基礎的能力9500005100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000