シミュレーション工学

Course Information

College Toyama College Year 2018
Course Title シミュレーション工学
Course Code 0324 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 1
Department Department of Mechanical Engineering Student Grade 5th
Term Second Semester Classes per Week 1
Textbook and/or Teaching Materials 微分方程式で数学モデルを作ろう 著:D. N. Burghes, M. S. Borrie, 訳:垣田高夫,大町比佐栄,日本評論社
Instructor Ishiguro Minoru

Course Objectives

 常微分方程式と偏微分方程式の解法の素地を作り、物理現象を数式モデル化しシミュレートすることができる。具体的には下記ルーブリックの各項目が到達目標になる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
変数分離系の常微分方程式の解を求めることができる。応用的例題を解ける。基礎的例題を解ける。例題が解けない。
色々な現象の解となるシグモイド関数を説明できる。応用的説明できる。基礎的説明できる。説明できない。
線型一階微分方程式の解を求めることができる。応用的例題を解ける。基礎的例題を解ける。例題が溶けない。
線型二階微分方程式の解を求めることができる。応用的例題を解ける。基礎的例題を解ける。例題が解けない。
MKC系の非同次方程式を解法できる。課題レポートにまとめて応用的説明することができる。課題レポートにまとめて基礎的説明することができる。課題レポートにまとめて説明することができない。
一階部分方程式系の解法が行える。課題レポートにまとめて応用的説明することができる。課題レポートにまとめて基礎的説明することができる。課題レポートにまとめて説明することができない。
微分方程式系の固有値、固有ベクトルの解法と説明ができる。課題レポートにまとめて応用的説明することができる。課題レポートにまとめて基礎的説明することができる。課題レポートにまとめて説明することができない。
2変数関数のテイラー展開を行い、微分方程式系の解法に応用適用できる。課題レポートにまとめて応用的説明することができる。課題レポートにまとめて基礎的説明することができる。課題レポートにまとめて説明することができない。
ロトカ・ボルテラの式の導出と説明が行える。課題レポートにまとめて応用的説明することができる。課題レポートにまとめて基礎的説明することができる。課題レポートにまとめて説明することができない。

Assigned Department Objectives

学習・教育到達度目標 A-2 See Hide
学習・教育到達度目標 A-5 See Hide
JABEE 1(2)(c) See Hide
JABEE 1(2)(d)(1) See Hide
JABEE 1(2)(d)(2) See Hide
JABEE 2.1(1) See Hide
ディプロマポリシー 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
さまざまな物理現象を数式モデル化しシミュレートする。様々な物理現象の常微分方程式の組み立て方を学ぶ。また、常微分方程式の解法を学び、物理現象がどう移り変わるのかを学ぶ。
Style:
 様々な常微分方程式の組み立て方と、その解法を通して、数学の実用的使用方法を学ぶ。理工学分野の幅広い体系を学ぶことで、広い知識と多様化している学問に関する関心を養う。
Notice:
特になし

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st オリエンテーション 「何故人は学び続け鍛え上げなければ成らないのか。」について確率とゲーム理論によるシミュレーション結果を示し、学生の学びに対するモチベーション向上を実施する。
2nd 数学モデリングの概要説明 数学モデリングの概要について講義する。
3rd 成長と減衰 アルコールの吸収と事故危険率をシミュレーションし、飲酒運転が大変危険な行為であることを示す。
4th 変数分離形微分方程式の解法1 技術革新普及モデルの導出
成長の限界を超えるための説明
5th 変数分離形微分方程式の解法2 シグモイド関数の説明
伝染病の蔓延モデルの導出
6th 線形一階微分方程式の解法1 線形一階微分方程式の解法1
7th 線形一階微分方程式の解法2 ベルヌーイ方程式から線形一階微分方程式への変形導出
魚の個体群の資源開発問題の解法
8th 中間テスト マークシートによる達成度を確認する試験を行う。
4th Quarter
9th 中間テスト解答
線形二階微分方程式の解法1
線形二階微分方程式の同次方程式の解法と線形独立の判定方法の説明
10th 線形二階微分方程式の解法2 線形二階微分方程式の非同次方程式の数学的解法1
11th 非同次線形二階微分方程式の解法3 MKC系の非同次方程式の解法2とギャロッピング現象の説明
12th 微分方程式系の解法1 一階微分方程式系の説明
高次階微分方程式の微分方程式系への低次元化
13th 微分方程式系の解法2 微分方程式系の固有値、固有ベクトルの解法と演習
14th 微分方程式系の解法3 2変数関数のテイラー展開と微分方程式系への適用
15th ロトカ・ボルテラ式の導出 種の相互作用に関する式の導出を行う。
16th 期末試験 記述とマークシートによる達成度を確認する試験を行う。

Evaluation Method and Weight (%)

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal80200000100
基礎的能力4020000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000