情報システム工学

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 情報システム工学
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 なし
担当教員 宜保 達哉

到達目標

1.情報システムの知識を基に,地域・社会の要求を理解し,それに対応できる。
2.情報システムに関する知識・技術を有し,その知識・技術を活用してシステムを開発できる。
3.情報システムから得られたデータを分析・解釈し,正しく結論を導き出せる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (A-2)学生自身が調査した情報システムの知識を基に,地域・社会の要求を理解し,それに対応できる。情報システムの知識を基に,地域・社会の要求を理解し,それに対応できる。情報システムの知識を用いて地域・社会の要求を理解できるが,要求に対処できない。
評価項目2 (D-1)情報システムに関する知識・技術を学生自身が調査・考案して,その知識・技術を活用してシステムを開発できる。情報システムに関する知識・技術を有し,その知識・技術を活用してシステムを開発できる。情報システムに関する知識・技術を活用してシステムを開発できない。
評価項目3 (D-2)情報システムから得られたデータを,学生独自の方法,または学生自身が調査した方法により分析・解釈し,結論を導き出すことができる。情報システムから得られたデータを分析・解釈し,結論を導き出せる。情報システムから得られたデータを分析・解釈して結論を導き出せない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 情報システムとは、情報を伝送または変形することを目的とするシステムであり、社会における人間の活動を補助するシステムを指す。情報システムの例として、パーソナルコンピュータ・携帯端末などのコンピュータネットワークやコンピュータビジョンを用いた生体認証など様々な例が挙げられる。
 本科目では、社会で活用されている情報システムとその応用例を解説する。また、解説した技術を用いて様々な情報システムを開発する能力を培うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
情報システムの概要を理解するとともに、応用方法について学ぶ。また、情報処理システムが社会において応用されている例を理解し、実際に応用技術を開発する。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合はA-2(40%) D-1(40%) D-2(20%)とする。
・総時間数90時間(自学自習60時間)
・自学自習(60時間)は,日常の授業(30時間)のための予習復習時間,理解を深めるための演習課題の考察・解法の準備のための勉強時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
・授業中や自学自習時間にC言語やC++を用いて各学生が作成したシステムを評価の対象とする.
・作成したシステムに関する口頭発表やレポートを評価の対象とする.
・具体的な評価方法(指針や対象)については,初回の授業において開示する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目の教育目標と概要、学習到達目標などについて説明できる。
2週 情報システムとフィジカルセキュリティ概要 情報システムを応用したフィジカルセキュリティの概要について説明できる。
3週 情報システムとフィジカルセキュリティ詳細 情報システムを応用したフィジカルセキュリティの具体的な手法について説明できる。
4週 フィジカルセキュリティシステム開発手法 フィジカルセキュリティシステムを開発する手法を説明できる。
5週 フィジカルセキュリティシステム開発 フィジカルセキュリティシステムを開発できる。
6週 フィジカルセキュリティシステムの運用と検証方法 開発したフィジカルセキュリティシステムの効果を検証できる。
7週 情報システムと知覚情報の関係性概要 情報システムと知覚情報の関係性の概要について説明できる。
8週 情報システムと知覚情報の関係性詳細 情報システムと知覚情報の関係性を詳細について説明できる。
4thQ
9週 知覚情報処理システム開発手法 知覚情報を処理するシステムを開発する手法を説明できる。
10週 知覚情報処理システム開発 知覚情報処理システムを開発できる。
11週 知覚情報処理システムの運用と検証方法 開発した知覚情報システムの効果を検証できる。
12週 情報システムと情報処理技術の関係性 情報システムと情報処理技術の関係性について説明できる。
13週 情報処理システムの開発手法 情報処理システムを開発する手法を説明できる。
14週 情報処理システムの開発 情報処理システムを開発できる。
15週 情報処理システムの運用と検証方法 開発した情報処理システムの効果を検証できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート口頭発表成果品・実技合計
総合評価割合101080100
基礎的能力0000
専門的能力1008090
分野横断的能力010010