基礎英語I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 基礎英語I
科目番号 20072 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 笹島茂 他『Grove English Communication Ⅰ』(文英堂), 桐原書店編集部『HyperListening Elementary 4th Edition』(桐原書店), 岩村圭南『改訂版 英語の正しい発音の仕方(基礎編)』(研究社), 『ジーニアス英和辞典 第6版』(大修館書店)
担当教員 川畠 嘉美

到達目標

1. 基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。
2. 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。
3. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることができる。
4. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することができる。
5. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることができる。
6. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることができる。
7. 英語多読に意欲的に取り組むことができる。
8. 授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。
9. 授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用すれば,基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用しても,基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることが困難である。
評価項目2 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用すれば, 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用しても, 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることが困難である。
評価項目3基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることが困難である。
評価項目4基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することが困難である。
評価項目5基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることが困難である。
評価項目6基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることが困難である。
評価項目7英語多読に意欲的に取り組むことができる。英語多読に取り組むことができる。英語多読に取り組むことができない。
評価項目8自ら積極的に調べ,授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。授業で取り上げる話題の背景知識を理解することが困難である。
評価項目9自ら積極的に調べ,授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では「読む・聞く・話す(やり取り/発表)・書く」という語学の4技能5領域を総合的に習得することを大きな目標とする。リーディングでは丁寧に英文を読み進め, 他方では多くの英文にふれることにより,文の流れのなかで語彙やその使われ方をつかみ,英語の構造や特色を理解していく。リスニングでは英語の特徴を理解し,必要な情報や要点を聞き取るトレーニングを行う。アウトプット活動では,口頭でのやりとりやプレゼン・スピーチのほか,テキストジャンルに応じた英文ライティングを行い,それぞれのスタイルにふさわしい表現方法を学ぶ。これらの取り組みを通して基礎的な文法知識を蓄え,それらを応用する力を身につけて英語の資格試験を含むさまざまな英文への対応能力を培う。授業で扱われる話題をCLIL(内容言語統合型学習)を通して英語で学び,知見を広げるとともに,語学そのものを通して複眼的な視点から社会と環境に配慮する世界観・人生観を確立し,自分自身の意見を伝える力や他者との対話力を磨いていく。
授業の進め方・方法:
【授業の進め方など】4技能5技能習得のための活動を行う。
【事前事後学習など】理解を深めるため,随時課題を与える。
【関連科目】英語表現Ⅰ,基礎オーラルコミュニケーション
【MCC対応】Ⅲ-B 英語, Ⅳ-D グローバリゼーション・異文化多文化理解
注意点:
英語によるアウトプット活動をはじめとする授業中のアクティビティーには積極的に参加すること。
予習では疑問点や不明点, 判断に迷う点を明確にし,可能な範囲で調べておくこと。
予習で見つけた疑問点や不明点, 判断に迷う点を解決できるよう積極的に授業に取り組むこと。
授業時には辞書を持参すること。
多くの英文にふれることで英文の仕組みが分かり,語彙の定着も進むので,多読多聴図書(図書館蔵)を積極的に利用すること。授業でも随時,多読活動の機会を与える。
授業の一環として実力試験TOEIC Bridge IPを実施する。
【評価方法・評価基準】
前期中間・後期中間の各試験を実施する。成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末:中間試験(50%),課題・小テスト(30%),発表(20%)
後期末:中間試験(50%),課題・小テスト・英語実力試験(30%),発表(20%)
学年末:前期末と後期末の平均

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入,Lesson 1 : ことばについて, 世界のあいさつ ことばの役割を知る。さまざまな観点から英語と日本語を比較し, 各言語の特徴をつかむ。世界のあいさつを知る。
2週 英語多読多聴図書の紹介, 英語多読活動 英語多読多聴図書の活用法を知り, 実際に多読多聴活動に取り組む。
3週 英文を理解するということ ① 英語で書かれた短編小説を読み, 内容を味わうために必要な語彙や文法知識を身につける。辞書の使い方を覚える。
4週 英文を理解するということ ② 英語で書かれた短編小説を読み, 内容を味わうために必要な語彙や文法知識を身につける。辞書の使い方を覚える。
5週 英文を理解するということ ③ 英語で書かれた短編小説を読み, 内容を味わうために必要な語彙や文法知識を身につける。辞書の使い方を覚える。
6週 英文を理解するということ ④ 英語で書かれた短編小説を読み, 内容を味わうために必要な語彙や文法知識を身につける。辞書の使い方を覚える。
7週 まとめと復習 学んだ内容についての振り返りを行う。
8週 CLIL:Amazing World of Animals ① 動物の名前や生態を英語で理解し, 各自のクイズを作成する。
2ndQ
9週 CLIL:Amazing World of Animals ② 英語による動物クイズの発表を行う。動物の生息地について英語で理解を深める。動物のcamouflageについて学ぶ。
10週 CLIL:Amazing World of Animals ③ 食と生態系について英語で理解を深める。
11週 CLIL:Amazing World of Animals ④ 絶滅危惧種について英語で理解を深める。絶滅危惧種について調べ, 英語で情報を記述する。
12週 CLIL:Amazing World of Animals ⑤ 絶滅危惧種についての発表を行う。
13週 教科書CLIL 2:英語で学ぶ栄養バランス ① 栄養バランスについて英語で学ぶ。
14週 教科書CLIL 2:英語で学ぶ栄養バランス ② 栄養バランスについて英語で学ぶ。
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson 6:食問題について考える ①/TOEIC Bridge Listening ① 教科書本文の内容理解を深め, 必要な英語表現を学ぶ。/TOEIC Bridgeについて案内し, リスニング問題の演習を行う。
2週 Lesson 6:食問題について考える ②/TOEIC Bridge Listening ② 教科書本文の内容理解を深め, 必要な英語表現を学ぶ。/TOEIC Bridge リスニング問題の演習を行う。
3週 Lesson 6:食問題について考える ③/TOEIC Bridge Listening ③ 教科書本文の内容理解を深め, 必要な英語表現を学ぶ。/TOEIC Bridge リスニング問題の演習を行う。
4週 Lesson 6:食問題について考える ④/TOEIC Bridge Listening ④ 教科書本文の内容理解を深め, 必要な英語表現を学ぶ。/TOEIC Bridge リスニング問題の演習を行う。
5週 Lesson 6:食問題について考える ⑤ 教科書本文の内容理解を深めるとともに, フードテックについて考える。
6週 Lesson 6:食問題について考える ⑥ 教科書本文の内容理解を深めるとともに, 仮想水について考える。
7週 まとめと復習 Lesson 6の振り返りを行う。
8週 The Science of Sound ① 音や音楽に関する知識を英語で学ぶ。
4thQ
9週 The Science of Sound ② 楽器とその仕組みについて学ぶ。
10週 The Science of Sound ③ 楽器制作に取り組み, 仕組みなどを英語で表現する準備を行う。
11週 The Science of Sound ④ 楽器制作の発表を英語で行う。
12週 The Solar System ① 太陽系について学び, 英語で活動を行う。
13週 The Solar System ② 太陽系について学び, 英語で活動を行う。
14週 まとめと復習 8週以降の振り返りを行う。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に正しく伝わるよう、語・句・文における強勢、文におけるリズム・イントネーション、音のつながり・区切りを意識しながら明瞭に音読あるいは発話できる。3
中学校までに学習した語彙の定着を図り、高等学校指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる語彙を習得して適切に運用できる。3
中学校までに学習した文構造及び文法事項に加え、高等学校学習指導要領に準じた文構造及び文法事項について習得して適切に運用できる。3
日常的な話題や社会的な話題について平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握して必要な情報を読み取り、書き手の意図、概要や要点を把握できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解異文化、多文化について説明できる。3
多様性の概念及びその重要性を説明できる。3
グローバリゼーションの進展により生じた産業、経済、政治への影響及びグローバリゼーションと科学技術との相互作用を説明できる。3
技術者としてグローバルに活動する際に求められる知識、資質、能力について説明できる。3

評価割合

定期試験課題・小テスト・英語実力試験発表合計
総合評価割合503020100
基礎的能力503020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000