電気数学B

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電気数学B
科目番号 72241 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気・電子システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 オリジナルプリント
担当教員 熊谷 勇喜

到達目標

(ア)三角関数のグラフを作成することができ,三角関数の方程式や不等式を解くことができる。
(イ)様々な関数の導関数を求めることができる。また,微分を応用して関数のグラフの概形を特定することができる。
(ウ)定積分,不定積分の様々な問題を解くことができる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(可)最低限の到達レベルの目安(不可)
評価項目(ア)三角関数のグラフから,方程式,不等式の応用問題を解くことができる。三角関数のグラフから,方程式,不等式の基本的な問題を解くことができる。三角関数の方程式,不等式の基本的な問題を解くことができない。
評価項目(イ)関数の微分を応用した問題を理解し、解くことができる。基本的な関数の微分を計算することができ、応用した問題を理解できる。基本的な関数の微分を計算ことができない。
評価項目(ウ)定積分,不定積分の応用問題を解くことができる。定積分,不定積分の基本的な問題を解くことができる。定積分,不定積分の概念を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
電気電子工学の専門科目を履修するに際し不可欠な三角関数,微分法,積分法を豊富な演習を通して定着させる。また、物理学や工学に関連した様々な応用例を積極的に紹介し、専門科目における数学の重要性を意識させる。
授業の進め方・方法:
基礎数学は、道具のように使いこなせるまで習熟することが大切であるので、「電気基礎数学A, B,電気数学A」、および、数学系科目で履修した分野も含めて、豊富な演習を行う。授業の性質上、数学系科目で未学習の内容を取り上げる場合もある。
注意点:
原則として、毎回、幅広い数学の範囲で演習を行い、演習課題が完答していない学生には、課外に課題の完答に取り組んでもらう。また、小テストについても基準点を満たしていない学生には、課外に不正解だった問題の完答に取り組んでもらう。演習課題や小テストの完答は、単位取得の必須条件とする。

選択必修の種別・旧カリ科目名

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電気数学Aの復習
(自学自習内容:授業内容に関する課題を提出すること)
2年前期までで学習した数学の問題を解くことができる。
2週 電気数学Aの復習
(自学自習内容:授業内容に関する課題を提出すること)
2年前期までで学習した数学の問題を解くことができる。
3週 電気数学Aの復習
(自学自習内容:授業内容に関する課題を提出すること)
2年前期までで学習した数学の問題を解くことができる。
4週 三角関数の定義、三角関数のグラフ、三平方の定理、一般角と弧度法 正弦波波形を表す数式とグラフを相互に変換することができる。
5週 三角関数の合成 三角関数の諸公式を、加法定理から導出することができ、三角関数の和と積を相互に変換することができる。
6週 交流回路の加算 三角関数の諸公式を、加法定理から導出することができ、三角関数の和と積を相互に変換することができる。
7週 代数関数・三角関数の微分:定義を用いた計算法、法則性
乗算の微分
基本的な代数関数、および、三角関数の導関数の導出、および、乗算の微分の理解し、具体例に適用できる。
8週 指数・対数関数の微分 指数・対数関数の微分を計算することができる。
4thQ
9週 4~8回の総合演習 4~8回に関連した演習問題を解くことができる。
10週 陰関数の微分法、対数微分法 対数微分法と陰関数の微分法を理解し、具体例に応用することができる。
11週 接線の方程式:微分係数と接線の傾き 接線の方程式を求めることができる。
12週 関数の極大・極小と微分:極大・極小点、変曲点、凹凸 微分係数、導関数と関数のグラフの関係を理解し、極大点、変曲点により、グラフの概形を特定することができる。
13週 逆三角関数の定義と導関数 逆三角関数の定義を理解し、導関数を求めることができる
14週 置換積分法,部分積分法 置換積分,部分積分の技法を理解するとともに、基本的な問題を解くことができる。
15週 部分分数分解による積分法 部分分数分解の手法を理解し、関連した問題を解くことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト課題合計
総合評価割合503020100
基礎的能力503020100