熱流体力学Ⅱ

科目基礎情報

学校	大島商船高等専門学校	開講年度	令和06年度 (2024年度)
授業科目	熱流体力学Ⅱ
科目番号	0124	科目区分	専門 / 必修
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 2
開設学科	商船学科	対象学年	5
開設期	後期	週時間数	4
教科書/教材	エンジニアのための熱力学　角田哲也　成山堂書店、　自作プリント
担当教員	朴 鍾徳

到達目標

熱流体力学の主な内容にとして下記の内容を列挙する．
（1）流体の物理的性質に関する用語を理解し，説明できる．
（2）熱力学の第一法則について理解し，説明できる
（3）理想気体の状態方程式と状態変化について理解し，説明できる
（4）熱力学の第二法則について理解し，説明できる
（5）ガスサイクルについて理解し，説明できる

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	流体に関する基礎を理解かつ説明できる	流体に関する基礎を説明できる	流体に関する基礎を説明できない
評価項目2	熱力学の第一法則について理解かつ説明できる	熱力学の第一法則について理解できる	熱力学の第一法則について理解できない
評価項目3	理想気体の状態方程式と状態変化について理解かつ説明できる	理想気体の状態方程式と状態変化について理解できる	理想気体の状態方程式と状態変化について理解できない
評価項目4	熱力学の第二法則について理解かつ説明できる	熱力学の第二法則について理解できる	熱力学の第二法則について理解できない
評価項目5	ガスサイクルについて理解かつ説明できる	ガスサイクルについて理解できる	ガスサイクルについて理解できない

学科の到達目標項目との関係

本校 (1)-a （豊かな教養と国際感覚を身につけた，視野の広い技術者を養成する。）

本校 (1)-c （探究心を養い，身体を鍛え，先人の遺産を学び，新技術を創造できる能力を育成する。）

商船 (2)-a （海技士資格を有し，船舶の安全運航に対応できる技術者の養成）

教育方法等

概要:

機械に関連する熱と流体の基礎知識に関する内容について学習します．特に熱力学の部分を中心的に学びます．

授業の進め方・方法:

授業時間の後半に演習課題テストを行います。主にその日の授業内容を出題し、確認ためのテストです。テストは採点して返却するので復習をしてください。
授業では黒板を使用しますが、必要に応じてスライドも使用します。課題ごとの発表も行い評価点に加算します。

注意点:

毎回、確認テストを提出して下さい．電卓は必ず持参してください。

授業の属性・履修上の区分

遠隔授業対応

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	流体の基礎及び熱力学の入門	流体に関する基礎を理解かつ熱力学の概念について理解できる。
		2週	温度、圧力、熱量、仕事	熱力学で用いられる各種物理量の定義と単位を説明できる。
		3週	熱力学第一法則	熱力学の第一法則について説明できる。
		4週	熱力学第一法則	熱、仕事、内部エネルギー、エンタルピーについて説明・計算することができる。
		5週	熱力学第一法則	閉じた系と開いた系について、P-V線図で説明できる。
		6週	理想気体及び状態方程。	理想気体及び状態方程式について説明できる。
		7週	理想気体の状態変化	理想気体の圧力、体積、温度の関係を、状態方程式を用いて説明できる。
		8週	中間試験
	4thQ
		9週	理想気体の状態変化	内部エネルギーやエンタルピーの変化量と温度の関係を説明できる。
		10週	理想気体の状態変化	等圧変化、等容変化、等温変化、断熱変化、ポリトロープ変化の意味を理解し、状態量、熱、仕事を計算できる。
		11週	熱力学第二法則	サイクルの意味と熱機関の熱効率について理解できる。
		12週	熱力学第二法則	カルノーサイクルの状態変化を理解し、熱効率を計算できる。
		13週	熱力学第二法則	エントロピーの定義を理解し、可逆変化及び不可逆変化におけるエントロピーの変化を説明できる。
		14週	ガスサイクル	ガスサイクルの概要について理解できる。
		15週	ガスサイクル	ガス圧縮冷凍サイクルについて理解できる。
		16週	期末試験

評価割合

	試験	演習課題	発表	出席その他			合計
総合評価割合	60	20	10	10	0	0	100
基礎的能力	0	0	0	0	0	0	0
専門的能力	60	20	10	10	0	0	100
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0