航海英語

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 航海英語
科目番号 0127 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 ログブック文例集、IMO標準海事通信用語準拠 海事基礎英語
担当教員 前畑 航平

到達目標

(1)航海日誌に定例記事・出入港記事・航行記事を記入することができる。
(2)航海日誌に記入されている英文を理解することができる。
(3)標準海事通信用語集(SMCP)を用いた業務に必要な知識と技能を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1航海日誌に英文を記入する事ができる。(概ね80%以上)航海日誌に英文を記入する事ができる。(概ね60%-80%)航海日誌に英文を記入する事ができる。(概ね60%未満)
評価項目2航海日誌の英文を読み取る事ができる航海日誌の英文を資料を用い読み取る事ができる。航海日誌の英文を資料を用い読み取る事ができる。正解率が60%未満
評価項目3SMCPを用いた業務に必要な知識と技能を確実に習得している。SMCPを用いた業務に必要な知識と技能をある程度は習得している。SMCPを用いた業務に必要な知識と技能を確実に習得していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
航海英語講習(海技免許講習)として開講する。
STCW条約で習得が義務付けられている「標準海事通信用語集Standard Maritime Communication Phrase(SMCP)」を習熟する。
授業の進め方・方法:
「航海日誌」:取扱いについて理解し、本欄・記事欄・ベルブックの判読と記述を習得する。
「標準海事通信用語集(SMCP)」:SMCPを用いた業務に必要な知識と技能を習得する。
注意点:
・授業には必ず英和辞書を持参すること。
・三級海技士(航海)の航海英語講習であるため、欠席のないように心がけること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 航海日誌:取扱いと記載 航海日誌の取扱いについて説明できる。
各種時間(航海時間・航進時間)について説明できる。
2週 航海日誌:本欄 毎時・隔時欄の記載事項について説明できる。
正午欄の記載事項について説明できる。
3週 航海日誌:記事欄とベルブック(定例記事) 定例記事の説明ができる。
定例記事の判読・記述ができる。
4週 航海日誌:記事欄(出入港記事) 出入港記事の説明ができる。
出入港記事の判読・記述ができる。
5週 航海日誌:記事欄(航過記事・変針記事) 航過・変針記事の説明ができる。
航過・変針記事の判読・記述ができる。
6週 航海日誌:記事欄(気象及び海象記事) 気象・海象記事の説明ができる。
気象・海象記事の判読・記述ができる。
7週 航海日誌:記事欄(特殊航海、荷役、
 船内実務、甲板作業、船渠、故障・海難他)
各種記事の説明ができる。
各種記事の判読・記述ができる。
8週 後期中間試験 後期中間試験
4thQ
9週 標準海事通信用語集(SMCP):総説
 (スペリング、数字、数値の単位、等)
SMCPの基礎的ルール等について説明できる。
10週 標準海事通信用語集(SMCP):総説
 (送受信の手順、訂正・反復、等)
SMCPの基礎的ルール等について説明できる。
11週 標準海事通信用語集(SMCP):
 自船情報の通報
SMCPを用いて、船内・船外との意思疎通ができる。
12週 標準海事通信用語集(SMCP):
 操舵・機関号令、当直引継ぎ
SMCPを用いて、船内・船外との意思疎通ができる。
13週 標準海事通信用語集(SMCP):
 投錨・揚錨・錨泊
SMCPを用いて、船内・船外との意思疎通ができる。
14週 標準海事通信用語集(SMCP):
 水先、VTS交信、メッセージマーカー
SMCPを用いて、船内・船外との意思疎通ができる。
15週 標準海事通信用語集(SMCP):緊急通信、
 安全通信、航行警報
SMCPを用いて、船内・船外との意思疎通ができる。
16週 学年末試験 学年末試験

評価割合

定期試験提出物等合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100