情報処理2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報処理2
科目番号 110310 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:佐藤美登利『ゼロからわかるPython超入門』(技術評論社)
担当教員 粂野 紘範,田中 大介

到達目標

1. 演算子を用いて簡単な計算を行う処理を記述することができる。
2. 論理演算子を用いない簡単な条件で条件分岐処理が記述できる。
3. リスト・タプル・辞書などを用いた処理が記述できる。
4. 繰り返し処理を記述できる。
5. 関数を用いた処理を記述できる。
6. クラス・インスタンス・メソッドを用いた処理を記述できる。
7. いろいろなモジュールを読み込んだ処理が記述できる。
8. ファイルの保存と読み込みの処理を特定のファイル名に限り記述できる。
9. 例外処理を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データ型を考慮した上で、演算子を用いて簡単な計算を行う処理を記述することができる。演算子を用いて簡単な計算を行う処理を記述することができる。演算子を用いて簡単な計算を行う処理を記述することができない。
評価項目2論理演算子を用いた複雑な条件で条件分岐処理が記述できる。論理演算子を用いない簡単な条件で条件分岐処理が記述できる。条件分岐処理が記述できない。
評価項目3リスト・タプル・辞書などを適切に使い分けた処理が記述できる。リスト・タプル・辞書などを用いた処理が記述できる。リスト・タプル・辞書などを用いた処理が記述できない。
評価項目4無限ループを用いた繰り返し処理を記述できる。繰り返し処理を記述できる。繰り返し処理を記述できない。
評価項目5引数と戻り値とを持つ関数を用いた処理を記述できる。関数を用いた処理を記述できる。関数を用いた処理を記述できない。
評価項目6クラス・インスタンス・メソッドを適切に使い分けた処理を記述できる。クラス・インスタンス・メソッドを用いた処理を記述できる。クラス・インスタンス・メソッドを用いた処理を記述できない。
評価項目7いろいろなモジュールを読み込み活用できる。いろいろなモジュールを読み込んだ処理が記述できる。いろいろなモジュールを読み込んだ処理が記述できない。
評価項目8ファイルの保存と読み込みを自由にできる。ファイルの保存と読み込みの処理を特定のファイル名に限り記述できる。ファイルの保存と読み込みの処理を特定のファイル名に限り記述できない。
評価項目9例外処理を用いて処理を記述できる。例外処理を説明できる。例外処理を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

工学基礎知識 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
Python言語のプログラミングの演習を通して、コンピュータの動作や操作についての理解を深めるとともに
実用的なプログラムを作成するための基礎、技能を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
プロジェクタを利用してプログラムの流れを説明し、実際にプログラムを作成する演習を行う。
週に2時間開講される科目である。
授業内容によって、1時間の間に説明と演習を行うものと、1時間説明を行ったあとに1時間演習を行うものがある。
注意点:
プログラミングは教員の説明を聞くだけでは習得できません。
自身で壁にぶつかりながら、生じたエラーメッセージを読み、自分で解決していくことで、初めて自分で記述することができます。
自宅でも学修可能な環境を紹介しますので、恐れず自分でトライしてください。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「④選択科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 [Chapter 3] データについて学ぼう(データの種類・演算子・変数) 1
2週 [Chapter 4] 処理の順序を切り替えよう(比較演算子・条件文・論理演算子) 2
3週 [Chapter 5] データの集まりを使おう(1)(リスト・タプル)
[Chapter 5] データの集まりを使おう(2)(辞書・セット)
3
4週 [Chapter 6] 処理を繰り返してみよう(1)(range関数)
[Chapter 6] 処理を繰り返してみよう(2)(while, 無限ループ)
4
5週 [Chapter 7] 関数を自分で作ってみよう(1)(関数の作り方) 5
6週 [Chapter 7] 関数を自分で作ってみよう(2)(引数・戻り値) 5
7週 プログラミング演習 1-5
8週 <中間試験:口頭試問>
4thQ
9週 [Chapter 8] オブジェクトとクラスについて学ぼう(1)(クラス・インスタンス) 6
10週 [Chapter 8] オブジェクトとクラスについて学ぼう(2)(メソッド) 6
11週 [Chapter 10] いろいろなモジュールを使ってみよう(日時・乱数)
[Chapter 11] ファイルの読み書きをしよう
7,8
12週 [Chapter 13] エラーの対処方法を学ぼう 9
13週 [Chapter 10 Ex] AI関連のモジュールを使ってみよう 7,8
14週 [Chapter 10 Ex] AI関連のモジュールを使ってみよう(つづき) 7,8
15週 <期末試験:口頭試問>
16週 まとめ 1-9

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3後1,後2
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3後1,後2
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3後1,後2
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4後1,後2,後3
定数と変数を説明できる。4後4
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。4後4
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。4後4
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。4後4
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4後11,後12
条件判断プログラムを作成できる。4後5
繰り返し処理プログラムを作成できる。4後6,後7
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4後9

評価割合

口頭試問合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00