| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1 | はしご形回路やDCモータなどの回路について伝達関数を導出できる。 | 簡単なRCフィルタ回路の伝達関数を導出できる。 | 簡単なRCフィルタ回路の伝達関数を導出できない。 |
2 | 二次系以上の伝達関数について,インパルスまたはステップ入力に対する応答を逆ラプラス変換により計算できる。 | 一次遅れ系の伝達関数について,ステップ入力に対する応答を逆ラプラス変換により計算できる。 | 一次遅れ系の伝達関数について,ステップ入力に対する応答を逆ラプラス変換により計算できない。 |
3 | 三次系以上の制御系について,重ね合わせの理論を使ってボード線図を描ける。 | 一次遅れ系,二次系の伝達関数について,ベクトル軌跡,ボード線図を描ける。 | 一次遅れ系,二次系の伝達関数について,ベクトル軌跡,ボード線図を描けない。 |
4 | ナイキスト法(ベクトル軌跡)により安定判別を行い,安定余裕についてボード線図との関係を説明できる。 | 3次系以上の制御系について,ラウス法とナイキスト法により,安定判別ができる。また,安定余裕を求められる。 | 3次系以上の制御系について,ラウス法とナイキスト法により,安定判別ができない。 |
5 | 制御系の型と入力の関係で決まる定常偏差の式を導出し,定常偏差をゲイン補償により設計できる。定常偏差が残る理由を過渡応答と対応させ説明できる。 | 制御系の型と入力の関係で決まる定常偏差の式を導出し,定常偏差をゲイン補償により設計できる。 | 制御系の型と入力の関係で決まる定常偏差の式を導出できない。 |
6 | 制御系の仕様が3つ以上(安定性,定常偏差,過渡特性)ある場合に,位相進み遅れ補償を行える。位相遅れ進み補償とPID補償との関係を説明できる。 | 制御系の設計仕様が2つ以上ある場合,位相補償が必要であることを説明できる。位相遅れ補償,位相進み補償を行える。 | 制御系の設計仕様が2つ以上ある場合,位相補償が必要であることを説明できない。 |