ディジタル回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ディジタル回路Ⅱ
科目番号 R02E418 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 伊原充博,他 「ディジタル回路」 コロナ社
担当教員 山口 貴之

到達目標

(1) 状態遷移表を使った順序回路について理解し,与えられた仕様を満足する回路設計をできるようになる.
(定期試験,設計演習)
(2) 自主的・継続的に学習したディジタル回路に関する総合演習として,電子ルーレットの設計をできるようになる.
(設計演習)
(3) ディジタル・アナログ変換を理解する.(定期試験)
(4) 高速で動作するディジタル回路への導入として,簡単なノイズ対策を理解する.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1状態遷移表を使った順序回路について理解し,与えられた仕様を満足する回路設計をでき、最適な回路も導出できる状態遷移表を使った順序回路について理解し,与えられた仕様を満足する回路設計をできる状態遷移表を使った順序回路について理解し,与えられた仕様を満足する回路設計をできない
評価項目2自主的・継続的に学習したディジタル回路に関する総合演習として,電子ルーレットの設計ができるだけでなく、簡単化・最適化したものも設計できる自主的・継続的に学習したディジタル回路に関する総合演習として,電子ルーレットの設計ができる自主的・継続的に学習したディジタル回路に関する総合演習として,電子ルーレットの設計ができない
評価項目3簡単なノイズ対策を理解できるだけでなく、複合的なノイズにも対応できる簡単なノイズ対策を理解できる簡単なノイズ対策を理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (B2) 説明 閉じる
JABEE 2.1(1)② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年生で学んだディジタル回路Ⅰを基礎にして,状態遷移を使った順序回路の設計,電子ルーレットを設計する演習や,ディジタル・アナログ変換,さらにディジタル回路のノイズ対策について学ぶ.
授業の進め方・方法:
(1) 状態遷移表を使った順序回路について理解し,与えられた仕様を満足する回路設計をできるようになる.
(定期試験,設計演習)
(2) 自主的・継続的に学習したディジタル回路に関する総合演習として,電子ルーレットの設計をできるようになる.
(設計演習)
(3) ディジタル・アナログ変換を理解する.(定期試験)
(4) 高速で動作するディジタル回路への導入として,簡単なノイズ対策を理解する.(定期試験)
1回の定期試験*0.7 + 課題の評価*0.3 で評価を行い、60点以上を合格とする.
注意点:
講義中はこまめに質問を投げかける.間違ってもいいから,各自自分の頭で考え,答えを出して欲しい.講義中の説明でわからないところがあったらすぐ質問すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 フリップフロップの応用
フリップフロップの復習
カウンタについて理解し,同期カウンタの設計法を学ぶ。
2週 非同期式カウンタ
同期式カウンタ
カウンタについて理解し,同期カウンタの設計法を学ぶ。
3週 同期カウンタの設計法
1.4 シフトレジスタ
シフトレジスタ,Johnsonカウンタ,リングカウンタについて学ぶ。
4週 状態遷移図と状態遷移表 状態遷移図を使った順序回路の設計法を学ぶ.
5週 状態遷移表による順序回路の設計法 状態遷移図を使った順序回路の設計法を学ぶ.
6週 エンコーダとデコーダ 与えられた電子ルーレットの仕様から,今まで学んだ知識を総動員して設計演習を行う.
7週 回路設計演習 与えられた電子ルーレットの仕様から,今まで学んだ知識を総動員して設計演習を行う.
8週 回路設計演習 与えられた電子ルーレットの仕様から,今まで学んだ知識を総動員して設計演習を行う.
2ndQ
9週 状態遷移図と状態遷移表 状態遷移図を使った順序回路の設計法を学ぶ.
10週 状態遷移図と状態遷移表 状態遷移図を使った順序回路の設計法を学ぶ.
11週 状態遷移図と状態遷移表 状態遷移図を使った順序回路の設計法を学ぶ.
12週 D/A変換 A/D変換
ディジタル回路のノイズ対策
代表的な4つの方式について理解する.
13週 ディジタル回路のノイズ対策 ノイズの種類や対策設計法,障害発生時の対策法の概要を学ぶ.
14週 ノイズの種類
4.2 ノイズ発生,侵入の対策
ノイズの種類や対策設計法,障害発生時の対策法の概要を学ぶ.
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ設計演習合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力200000020
専門的能力5000003080
分野横断的能力0000000