半導体工学

Course Information

College Anan College Year 2019
Course Title 半導体工学
Course Code 1495802 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department Course of Chemical Engineering Student Grade 5th
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:松浦秀治「絵でわかる 半導体工学の基礎」ムイスリ出版および配布資料、参考書:B.L.アンダーソン、R.L.アンダーソン(著)、樺沢 宇紀 (翻訳) 「半導体デバイスの基礎」丸善出版
Instructor Kamano Masaru

Course Objectives

1.エネルギーバンドを用いて半導体中の電子と正孔の働きが説明できる。
2.半導体の電気伝導(キャリアのふるまい)について説明できる。
3.半導体の接合特性(pn接合)について説明できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベル
評価項目1 エネルギーバンドを用いて半導体中の電子と正孔の働きが説明できる。半導体のエネルギーバンドを用いて伝導帯中の電子とドナー、価電子帯中の正孔とアクセプターの関係を説明できる。半導体のエネルギーバンドを用いて電子と正孔の働きが説明できる。半導体のエネルギーバンド図において伝導帯と価電子帯が説明できる。
評価項目2 半導体の電気伝導(キャリアのふるまい)について説明できる。ドリフト電流と拡散電流の違い、半導体のバンド内のトラップの種類について説明できる。ドリフト電流、拡散電流の違いを説明できる。キャリアが何か説明できる。
評価項目3 半導体の接合特性(pn接合)について説明できる。ダイオードを印加したときのバンドの曲がりや接合容量、拡散電流を計算できる。金属と半導体、半導体同士の接合をエネルギーバンド図を用いて説明できる。ダイオードについて説明できる。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
半導体の基本的性質および半導体中のキャリアのふるまいについて学習する。また、代表的な半導体デバイスであるダイオードおよびトランジスタの構造・特性・動作原理について理解することを目的とする。
Style:
各種用語について図と式を用いて説明できるよう、予習してください。
Notice:
基本的な電気磁気学と結晶性質について復習しておくことが望ましい。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 授業概要
半導体の性質
半導体の基本的性質、結晶構造を説明できる。
2nd 半導体のエネルギーバンド 半導体のエネルギーバンド図について説明できる。
3rd 半導体の種類 真性半導体と不純物半導体、p型、n型半導体の違いが説明できる。
4th キャリア密度 フェルミ準位について説明できる。
5th キャリア密度 フェルミ・ディラック分布関数について説明できる。
6th 半導体の温度依存性 低温・中温・高温下におけるキャリアのふるまいについて説明できる。
7th 中間試験 中間試験
8th 半導体の電気伝導 キャリアの散乱について説明できる。
2nd Quarter
9th 半導体の電気伝導 ドリフト電流と拡散電流について説明できる。
10th ホール効果測定 ホール効果測定から多数キャリアの移動度を導出できる。
11th バンド内のトラップ バンド内のトラップの種類をあげることができる。
12th ダイオードの整流特性 ショットキーダイオードについてバンド図を用いて説明できる。
13th ダイオードの整流特性 PN接合ダイオードの整流特性をエネルギーバンド図を用いて説明できる。
14th トランジスタの増幅特性 トランジスタの構造について説明できる。
15th トランジスタの増幅特性 トランジスタの増幅特性について説明できる。
16th 期末試験 期末試験

Evaluation Method and Weight (%)

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他Total
Subtotal60002020100
基礎的能力15005525
専門的能力3500101055
分野横断的能力10005520