到達目標
1.古典文学の概要を理解することができる。
2.古典文学に由来する言葉や文化を理解することができる。
3.古典文学の内容を基に、思考を深めることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 古典文学の概要を理解し、文化への影響を考えられる。 | 古典文学の概要を理解することができる。 | 古典文学の概要を理解することができない。 |
評価項目2 | 古典文学に由来する言葉や文化を理解し、現代への影響を考えられる。 | 古典文学に由来する言葉や文化を理解することができる。 | 古典文学に由来する言葉や文化を理解することができない。 |
評価項目3 | 古典文学の内容を基に、思考を深め、現代の我々の生活に生かすことができる。 | 古典文学の内容を基に、思考を深めることができる。 | 古典文学の内容を基に、思考を深めることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
古典文学の読解を通して、我が国の文化や思想、および我が国に影響を与えた中国古典の文化や思想への理解を深めるとともに、古典の文学的文章の鑑賞をとおして、言語文化についての理解を深め、感受性を培う(5-3-1 Ⅲ-A 国語)。具体的には、故事成語に関する古典作品を読んで、日本や中国の古典文化や歴史等について理解を深めるという内容である。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式。
本講義は、事前に課題に取り組み、取り上げる古典文学読んでおいてもらうことを前提として、授業・講義を通して読み進めていくものである。3年次「国語総合Ⅱ」の内容を踏まえ、基本的な訓読を理解し、作品を鑑賞する方法を学びながら、いわゆる「文学を愛でる心」「詩心」を体得してもらいたいと考えている。古来、多くの文学者たちが創ってきたさまざまな文学作品には、作者の心の昂ぶりや感情のゆらぎが存分に表現されている。それらを読み、理解することで、読者の心は豊かになっていく。ここでは「漢文」や「漢詩」の読解をとおして、みなさんの「文学の心」を耕そうと思う。積極的な受講を期待する。
注意点:
評価については、定期試験と課題によって行う。毎回の授業をしっかり受講し、ノートや資料をまとめておけば、試験やレポートの対応は難しくない。日頃からコツコツとした姿勢でいることを望む。
すでに述べたとおり、本講義は文学作品を読み進めていくスタイルである。できる限り双方向の講義となるようにするが、基本的には授業者の話を聞くことが多くなるだろう。従って、講義中に関係の無い取り組みをしていたり、不要の物を操作していたりした場合は、「意欲無し」と見なし、相応の減点措置となることを覚悟されたい。加えて、そのような姿勢であれば、将来に向けて必ずや失点となるであろうことを指摘しておく。
※この科目の授業は第2クォーター(前期後半)に90分×8回で実施される。
JABEE教育到達目標評価:課題20%(D-1)、小テスト20%(D-1)、定期試験60%(D-1)
※成績は自分で計算できるようにしている。返却された定期試験点及び小テスト点は各自で覚えておくこと。課題についても各自で提出・未提出を把握しておくこと。試験点数及び課題未提出回数の問い合わせは拒否する。
※小テスト及び試験が未記名であったり、不備が認められる場合は採点をしない(0点となる)。問いの指示に従っていない場合も採点をしない、または減点とする。また、解答用紙における字が乱雑であると認められる場合は減点か不正解扱いとする。その他試験に関する注意事項は問題用紙に記載することとする。
※提出課題が不備であったり、取り組み不足(受講のための一式を忘れる、ノートを取ろうとしない等)が感じられたりする場合は減点または0点とする。当然、課題および試験の白紙提出は「やる気無し」と判断し、不合格とするということである。
※小テスト及び定期試験の点数が6割を下回った者については再試験を実施する。ただし、小テスト及び定期試験を無断で欠席した者(特別欠席は除く)、白紙提出の者の再試験は実施しない。原則として「申し出制」(受けたいと連絡すること)とし、適切な時期に連絡したり受験したりすることを怠った場合は再試験を受けられないこともあり得る。
※再試験を自分の判断で欠席した者(結果として合格点になるだろうという見通しの末、不合格となったりする)への配慮はしない。また、連絡(基本的にTeamsによる連絡)を見落としたことによる再試験の欠席及び課題未提出も配慮しない。
※特別欠席で小テストや定期試験を受験できなかった場合は追試験を受けることができるが、原則として「申し出制」(自分から事情を述べて受けたいと申し出ること)とし、適切な時期に連絡したり受験したりすることを怠った場合は追試験を受けられないこともあり得る。
※課題未提出については配慮しない。事情にもよるが後日提出を受理したとしても、合格点となることを保証しない。
※最終成績については、小数点以下を切り捨てる。極端なことをいえば、59.999点でも不合格とする。配慮はしない。
※課題の提出が設定の半分に満たない場合、試験点及び小テスト点のみで合格点に達していたとしても不合格とする(受講の意志がないものと判断する)。
※返却した答案については、いかなる理由があろうとも再発行しない。教務資料としてPDF保存するが、それを学生に提供することはしない。ただし、追・再試験の関係で答案返却が適切な時期にできなかった場合はPDFによる返却もありうるが、それは特例とする。
※本科目は学修単位(1単位)の授業であるため、履修時間は授業時間15時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて45時間である。自学自習の成果は課題によって評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
2ndQ |
9週 |
ガイダンス、漢文基礎、中国史基礎 |
講義の詳細と、漢文の基礎、中国史の基礎を理解できる。
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10週 |
「思想」に関する故事成語 |
授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
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11週 |
「歴史」に関する故事成語① |
授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
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12週 |
「歴史」に関する故事成語② |
授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
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13週 |
「文学」に関する故事成語①、小テスト |
授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。これまでの範囲について、内容を確認することができる。
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14週 |
「文学」に関する故事成語② |
授業で扱った作品について、内容や情景を理解できる。
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15週 |
前期期末試験 |
これまでの範囲について、内容を確認することができる。
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16週 |
答案返却、解説 |
これまでの範囲について、内容を確認することができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 課題 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 10 | 20 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |