到達目標
1.世界の人々の「ものの考え方」について考察しながら、多様な思想・宗教について理解する。
2.現代の諸課題ついて考察しながら、多様な歴史観や課題解決の方策について理解する。
3.現代に求められる思想について考察しながら、公民として必要な知識や公正は判断力を身に付ける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 哲学・思想の基礎的知識を身に付け、現代人の社会的責任を考察できる。 | 哲学・思想の基礎的知識を身に付け、現代人の社会的責任を理解することができる。 | 哲学・思想の基礎的知識を身に付け、現代人の社会的責任を理解することができない。 |
評価項目2 | 現代の諸課題を理解し、多様な歴史観や課題解決の方策を考察できる。 | 現代の諸課題を理解し、多様な歴史観や課題解決の方策を理解することができる。 | 現代の諸課題を理解し、多様な歴史観や課題解決の方策を理解することができない。 |
評価項目3 | 現代に求められる思想について考察しながら、公民として必要な知識や公正は判断力を身に付ける。 | 現代に求められる思想について考察しながら、公民として必要な知識や公正は判断力について理解できる。 | 現代に求められる思想について考察しながら、公民として必要な知識や公正は判断力を理解することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念に基づいて、青年期における自己形成と人間としての在り方生き方について理解と思索を深めることが求められている。主な哲学・思想・宗教や現代における諸課題等を学ぶことを通して、社会・人間・文化について多面的・多角的に考察しながら、現代社会における自己の在り方生き方を考えるとともに問題を解決する資質や能力を身に付ける。
なお授業内容は公知の情報のみに限定されている。
授業の進め方・方法:
学習上の留意点
①知識を行動に具体化する。
・現代社会を支える哲学・思想・宗教について基本的な知識の定着をはかる。ただし、一般社会では知識量よりも行動が重視される。ゆえに、授業中に接した情報を知識に転換し、行動に具体化することを意識すること。
②社会貢献をなし得る資質・能力を身に付ける。
・「倫理と社会」は人間としての在り方生き方を考える科目である。現代における人間の在り方生き方の前提は、「行動に責任を持ち、社会に貢献すること」である。ゆえに、行動に責任を持つ社会人に求められる資質・能力について意識すること。
注意点:
◎学習上の助言
・予習としてテキストの指示された部分を通読し、簡単な内容の要約を作成しておくこと。
・新聞(全国紙が望ましい。また、複数の新聞を読むこと。)の政治・経済・社会記事や社説を読む習慣をつけること。
・テキストにある専門的用語等については、事前に調べておくこと。
◎学習・教育到達目標の評価:試験(D-1)(70%)、レポート(D-1)(30%)
※本科目は学修単位(1単位)の授業であるため、履修時間は授業時間15時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等の学修)を併せて45時間である。自学自習の成果は、レポートによって評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
ガイダンス |
哲学・宗教・思想を学ぶ意義について理解する。
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10週 |
古代ギリシア思想・キリスト教思想 |
古代ギリシアにおける哲学思想、ユダヤ・キリスト教の成立・発展について理解する。
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11週 |
イスラム思想・仏教思想・儒教思想 |
イスラム教や仏教の成立と展開、儒教を主とした古代中国思想について理解する。
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12週 |
イギリス経験論・大陸合理論・ドイツ観念論 |
ベーコン、デカルト、カント、ヘーゲルらの思想について理解する。
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13週 |
社会契約の思想・功利主義思想 |
ホッブズ、ロック、ルソー、ベンサム、ミルらの思想について理解する。
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14週 |
現代の思想と諸問題 |
現代の思想的課題について考察する。
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15週 |
学年末試験 |
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16週 |
答案返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | レポート | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |