| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1. 短い会話や写真描写において,明確に述べられている情報をもとに,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。 | 短い会話や写真描写において,応答や表現が間接的であったり,やや幅広い語彙が使用されていても,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。 | 短い会話において,応答が直接的であるか,語彙が難しくないときは,話の主旨,目的,基本的な文脈が半分以上推測できる。 | 短い会話において,応答が直接的かつ語彙が非常に易しいときでも,話の主旨,目的,基本的な文脈が全く推測できない。 |
2. 長めの会話,アナウンス,ナレーションで,明確に述べられている情報をもとに,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。 | 長めの聴解文において,言い換えがあったり,やや幅広い語彙が使用されていても,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。 | 長めの聴解文において,情報の繰り返しがあるか,語彙が簡単なときは,話の主旨,目的,基本的な文脈が理解できる。 | 長めの聴解文において,情報の繰り返しがあって語彙が簡単なときでも,話の主旨,目的,基本的な文脈が理解できない。 |
3. 短い会話や写真描写において,詳細が理解できる。 | 短い会話や写真描写において,構文が複雑だったり,中級レベルの語彙が使われている場合でも詳細が理解できる。 | 短い会話や写真描写において,語彙が簡単であるか,話のごく一部を理解すればよいときは,話の詳細や写真に関する詳細が理解できる。 | 短い会話や写真描写において,語彙が非常に簡単で話のごく一部を理解すればよいときでも,話の詳細や写真に関する詳細が理解できない。 |
4. 長めの会話,アナウンス,ナレーションで,詳細が理解できる。 | 長めの聴解文において,広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があったり,情報の繰り返しがなく,少し言い換えられていても詳細が理解できる。 | 長めの聴解文において,情報が話の最初か最後に提示されるか,話の途中でも繰り返しがあれば,少し言い換えられていても詳細が理解できる。 | 長めの聴解文において,情報が話の最初か最後に提示されて言い換えがないときでも,話の詳細が理解できない。 |
5. 文章の主旨や目的などが推測できる。 | 文章中の情報をもとに,文章の主旨や目的がほぼ正しく推測できる。 | 文章中の情報をもとに,文章の主旨や目的についてある程度推測ができる。 | 文章中の情報をもとに,文章の主旨や目的についての推測が全くできない。 |
6. 文章中の具体的な情報を見つけて理解できる。 | 情報が少し言い換えられていても,文章中の具体的な情報を見つけて理解できる。 | 文章中の情報をごく簡単に言い換えたものであれば,文章中の具体的な情報を見つけて理解できる。 | 文章中の情報に関する言い換えがなくても文章中の具体的な情報を見つけられない,あるいは理解できない。 |
7. ひとつの文章の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる。 | 使用されている語彙や文法が難しいときでも,文章のやや広い範囲内で情報を関連付けることができる。 | 使用されている語彙や文法が易しければ,文章のやや広い範囲内で情報を関連付けることができる。 | 使用されている語彙や文法が易しく,ごく限られた範囲内であっても,文章内の情報を関連付けることができない。 |
8. 語彙が理解できる。 | 中級レベルの語彙が理解できる。文脈中の難しい語彙,よく使用される単語の例外的な意味,慣用句的な使い方がある程度理解できる。 | 簡単な語彙,よく使用される語句の基本的な意味が理解でき,派生的な意味も理解できることがある。 | 簡単な語彙,よく使用される語句の基本的な意味が理解できない。 |