到達目標
1.自我と人格について理解し、その形成要件を説明できる。
2.自己と他者との関係を理解し、豊かな人間関係に関わる要件を説明できる。
3.自我と文化の関係、欲求の達成について理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自我と人格について深く理解し、自分なりの例を持って説明することが出来、理解した内容を自己形成に応用できる。 | 自我と人格について基本的な項目を理解し、説明することが出来る。 | 自我と人格について説明できない。 |
評価項目2 | 自己と他者との関係を深く理解し、自分なりの例を持って説明することが出来、理解した内容を自己形成に応用できる。 | 自己と他者との関係について基本的な項目を理解し、説明することが出来る。 | 自己と他者との関係について説明できない。 |
評価項目3 | 欲求の達成について深く理解し、自分なりの例を持って説明することが出来、理解した内容を自己形成に応用できる。 | 欲求の達成について基本的な項目を理解し、説明することが出来る。 | 欲求の達成について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A
説明
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JABEE a
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教育方法等
概要:
人間は一人ひとりが独立した人格を持つ個人である。同時に人間は社会という集団に参加し、その中で生きていく。
科学は主観を排し、客観の世界を明らかにする役目を持つ。しかし、心を痛め苦悩する人間の特性は否定できない。
この講義を通して、人間の持つ主観的世界を理解する。
授業の進め方・方法:
講義形式。
教科書 : 無藤隆ほか著 『心理学 新版』(有斐閣,2018年)
教科書を読み進めながら、要点をまとめる。場合によっては、グループでの活動をすることもある。
前期後期とも期末試験を実施し、そこで得られる得点により合否判定をする。
それぞれの試験で100点満点中、60点以上で合格とする。59点以下のものは再試験を行う。
再試験は60点以上で合格とし、合格した場合の評価点は60点とする。
最終評価点は、前期末試験と後期末試験の平均点とする(1点以下切り上げ)。
注意点:
「I'm OK.You're OK」という心情と、「人によって傷ついた心は、人によって癒される」という言葉の意味を
あたたかく理解できるようになることを期待します。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス説明、オリエンテーション 講義「第1章 心理学とは何か」 |
授業の概要を把握し、興味関心を持って授業を始めることができる 心理学の学問的成立を理解することができる
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2週 |
講義「第15章 自己」 |
自我の多層性を理解できる
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3週 |
講義「第15章 自己」 |
自我の多層性を理解できる
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4週 |
講義「第16章 社会的影響」 |
他者の存在が自我構成に与える影響を理解できる
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5週 |
講義「第16章 社会的影響」
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他者の存在が自我構成に与える影響を理解できる
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6週 |
講義「第17章 人間関係」 ※第13章、第14章も併せて |
攻撃性と互恵的利他行動を理解できる
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7週 |
講義「第17章 人間関係」 ※第13章、第14章も併せて |
攻撃性と互恵的利他行動を理解できる
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8週 |
講義「第18章 集団・組織そして規範」 |
人の集まりにより変化する意識・判断を理解できる
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2ndQ |
9週 |
講義「第18章 集団・組織そして規範」 |
人の集まりにより変化する意識・判断を理解できる
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10週 |
講義講義「第11章 発達の基礎となるもの」 「第12章 認知と社会性の多面的な発達」 |
人格形成の基礎になる身体発達および事象を理解できる
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11週 |
講義 「第10章 性格」 「第19章 発達の基礎となる発達的個人差とは」 |
人格形成の基礎になる事象を理解できる
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12週 |
講義「第19章 発達の基礎となる発達的個人差とは」 |
人格形成の基礎になる事象を理解できる
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13週 |
講義「第8章 情動」 「第20章 発達の病理と心理・福祉・教育的援助」 |
自己同一性の確立を支える事象を理解できる
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14週 |
講義「第20章 発達の病理と心理・福祉・教育的援助」 |
自己同一性の確立を支える事象を理解できる
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15週 |
テキスト外「ストレスマネジメント」 |
自分のストレス状況を客観的にとらえ、ストレスへの対象方法を知り、理解できる
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16週 |
前期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
講義「第21章 ストレスと心理的障害」 |
ストレッサーとなる出来事を理解できる
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2週 |
講義「第21章 ストレスと心理的障害」 「第22章 カウンセリング」 |
ストレッサーとなる出来事を理解できる 人間関係を理解する手立てとしてのカウンセリングを理解できる
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3週 |
講義「第22章 カウンセリング」 |
人間関係を理解する手立てとしてのカウンセリングを理解できる
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4週 |
講義「第22章 カウンセリング」 |
人間関係を理解する手立てとしてのカウンセリングを理解できる
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5週 |
講義「第23章 カウンセリングの実際」 |
傾聴など、カウンセリングかかわる技法と意義を理解できる
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6週 |
講義「第23章 カウンセリングの実際」 |
傾聴など、カウンセリングかかわる技法と意義を理解できる
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7週 |
講義「第2章 心と脳」 「第3章 感覚と知覚」 |
人間の構造と感覚の関係を理解することができる
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8週 |
講義「第4章 記憶」 |
記憶、学習にかかわる仕組みや関係を理解することができる
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4thQ |
9週 |
講義「第5章 学習」 |
記憶、学習にかかわる仕組みや関係を理解することができる
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10週 |
講義「第6章 言語」 |
言語獲得と表現にかかわる仕組みや関係を理解することができる
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11週 |
講義「第7章 思考」 |
意思決定と思考にかかわる仕組みや関係を理解することができる
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12週 |
講義「第8章 情動」 「第10章 性格」 |
性格と情動にかかわる仕組みや関係を理解することができる
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13週 |
講義「第9章 動機づけ」 |
欠乏動機と達成動機の違いを理解できる
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14週 |
講義「第9章 動機づけ」 |
欠乏動機と達成動機の違いを理解できる
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15週 |
講義「第24章 カウンセリング・心理療法と文化」 |
文化の中の個人、個人の中の文化を理解できる
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16週 |
後期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |