概要:
1年次に始まった国語学習の総まとめとして,前半はやや難解な評論等の読解と要約を,後半はインターンシップや卒業研究の発表とに資することを目的として,プレゼンテーションをおこなう。なお,この授業の「読解と要約」とは「他者の考えや思考の過程を整理する営み」であり,「プレゼンテーション」とは「自己の考え・思考の過程を分かりやすく他者に提示する」営みである。両能力を着実に伸ばしていってほしい。
授業の進め方・方法:
前半は主として教科書を用いて講義形式で,後半は演習形式で要約をまとめたり、一人一人のプレゼンテーションを行ったりしながら進めていく。また折に触れてさまざまな課題に取り組んでもらう。
注意点:
・この授業では,たとえばプレゼンテーション時などに自学自習の成果が求められることになる。したがって,自学自習の習慣を身につけることが必要である。
・プレゼンテーションに際しての不明点は必ず担当教員に質問すること。また,語彙テストを実施する。プレゼンテーションとともに,事前準備を入念におこなうこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 評論の読解1-1 |
授業の進め方と成績評価の方法を理解する。
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2週 |
評論の読解1-2 |
文章の論理展開を理解し,例示によって何を述べようとしているかを捉えることができる。
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3週 |
プレゼンテーション 1 語彙テスト(1) |
よりよく伝えるためのプレゼンテーションの方法を理解することができる。
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4週 |
プレゼンテーション 2 |
他者のプレゼンを聴いて、わかりやすい話し方とは何かを理解することができる。
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5週 |
プレゼンテーション 3 語彙テスト(2) |
他者のプレゼンを聴きながら、資料の効果的な使い方を理解することができる。
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6週 |
プレゼンテーション 4 |
他者のプレゼンを聴いて、的確な論証のしかたを理解することができる。
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7週 |
プレゼンテーション 5 |
自分の主張を伝えるために効果的なプレゼンを準備することができる。
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8週 |
前期中間試験 語彙テスト(3)を含む |
これまで学んだことをふまえて,設問に正確に答えることができる。
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2ndQ |
9週 |
試験返却 解説 プレゼンテーション 6 |
自己の意見を的確に伝え,また,他者の意見を適正に評価することができる。
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10週 |
プレゼンテーション まとめ 語彙テスト(4) |
プレゼンについてふりかえり,レポートを作成することができる。
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11週 |
評論の読解2-1
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自己の意見を的確に伝え,また,他者の意見を適正に評価することができる。
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12週 |
評論の読解2-2 要約 語彙テスト(5) |
キーワードをふまえて文章展開を整理できる。
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13週 |
小論文の書き方・構成 |
小論文を書くにあたり、章立てを考えることができる。
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14週 |
小論文 論証の方法 |
小論文において的確な論証の下に自己の主張を展開することができる。
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15週 |
前期末試験 語彙テスト(6)を含む |
これまで学んだことをふまえて,設問に正確に答えることができる。
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16週 |
前期末試験 返却・解説 |
今後に向けて,自己表現の目標と課題をまとめる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |