企業等での実習または就業体験,地域貢献プログラムへの参加を通じて,これまでに修得した知識を活用し,技術の実際を修得する。さらに,技術者としての心構えや社会人としての自覚を養うことを目的とする。
概要:
この科目は企業等との連携科目である。企業等での実習または就業体験、地域貢献プログラムへの参加等を通じ、学科の学習内容だけでない企業活動の幅広さを体験し、経過や結果を校内で発表する。
授業の進め方・方法:
本科目では企業等での協働活動を通じて企業等の実務を体験的に実習し、様々な仕事に対する理解を深め、自身の職業観の醸成に役立てるとともに、経過や結果について報告書を作成し校内でプレゼンテーションを行う。その大まかな流れは以下のとおりである。
1.実習先の決定(5月から6月)
2.実習先への諸手続
3.実習(夏休み期間中) (原則として8時間×2週間相当)
4.実習報告書の作成と提出(実習終了後直ちに)
5.実習報告会
・実習担当教員の指導により実習先企業等を決定する。
・履歴書等の準備,送付等
・実習先企業等において,定められた期間実習を行う。
・実習で行ったことのまとめ。実習先企業の検印を受ける。
・報告書や礼状の作成、校内発表を行う。
注意点:
学生便覧に掲載されているインターンシップ規則及び学生心得を十分理解して実習に望むこと。またインターンシップが「修了」であることは卒業認定に必要な条件の一つとなっている。受け入れ企業は多くの労力を割いて学生を受け入れている。そのことに対する謝意を忘れず、社会人マナー習得中であるという謙虚な気持ちで参加すること。企業活動は企業ごとに独自性を持っているので、企業側の許可無く写真撮影・文書コピー・実習内容公開を行わないこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 3 | |
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 3 | |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 3 | |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。 | 3 | |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 3 | |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 3 | |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 3 | |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 3 | |
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |