到達目標
1.ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解し,説明できる。
2.標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解し,その書法に従ってプログラムを記述することができる。
3.オブジェクト指向型言語の特徴を理解し,オブジェクト指向型言語による基本的なプログラムを記述することができる。
4.再帰の概念を理解し,再帰的なプログラムを記述することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解し,説明できる。 | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解している。 | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを理解していない。 |
評価項目2 | 標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解し,その書法に従ってプログラムを記述することができる。 | 標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解している。 | 標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解していない。 |
評価項目3 | オブジェクト指向型言語の特徴を理解し,基本的なプログラムを記述することができる。 | オブジェクト指向型言語の特徴を理解している。 | オブジェクト指向型言語の特徴を理解していない。 |
評価項目4 | 再帰の概念を理解し,再帰的なプログラムを記述することができる。 | 再帰の概念を理解している。 | 再帰の概念を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
プログラミング基礎,プログラミングⅠを通じてC言語による基本的なプログラミングについて学んだ。本授業では,これらの授業で得た知見を発展させ,特定の言語に依存しないプログラム開発の方法について学ぶ。手続き型言語における標準的なプログラミング書法を理解し,その書法に従ってプログラムを記述することを目指す。オブジェクト指向型言語の特徴を学び,手続き型言語との違いを理解する。再帰の概念を理解し,再帰的なプログラムを記述することを目指す。
授業の進め方・方法:
Linux環境で,基本的に演習形式で行う。スライドを用いて,学習内容の説明を行う。実際にプログラムを入力し,学習内容を理解する。学習内容を確認し,理解を深めるための課題を出す。
注意点:
試験の成績70 %,平素の学習状況(課題等)を30 %とし,総合的に評価する。成績評価は中間と期末の評価の平均とする。授業を受けても理解できない内容は,質問するなどして,理解するための努力を怠らないこと。プログラム入力中は他の学生と相談してもよいが,各自が主体的に取り組むことが重要である。
本科目は学習単位のため,1単位時間(45分)の講義×15回に加えて,2単位時間(90分)の自学自習×15回が必要である。したがって,45時間以上の自学自習を行わなければならない。これが達成されないと,成績評価が60点以上の場合でも,59点として扱い,単位を認定しない。1課題の提出をもって,自学自習1回が実施されたものとする。指定された期日までに課題が提出されなかった場合,減点することがある。
「プログラミング基礎」,「プログラミングⅠ」,「プログラミングⅡ」および「アルゴリズムとデータ構造」の内容をよく理解しておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス ソフトウェア工学とは |
授業の進め方,評価法などについて理解する。ソフトウェア工学の概要について理解する。
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2週 |
ソフトウェアにおけるシステム開発 |
ソフトウェアにおけるシステム開発のプロセスを理解する。
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3週 |
プログラミング書法(1) |
標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解し,これにしたがったコーディングが行える。
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4週 |
プログラミング書法(2) |
標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解し,これにしたがったコーディングが行える。
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5週 |
プログラミング書法(3) |
標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解し,これにしたがったコーディングが行える。
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6週 |
プログラミング書法(4) |
標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解し,これにしたがったコーディングが行える。
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7週 |
プログラミング書法(5) |
標準的かつ実践的なプログラミング書法を理解し,これにしたがったコーディングが行える。
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8週 |
オブジェクト指向技術の概要(1) |
オブジェクト指向の基本的な概念(オブジェクト,クラス,情報隠蔽,データ抽象化,動的束縛,継承など)について理解し,基本的なプログラムを記述することができる。
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4thQ |
9週 |
オブジェクト指向技術の概要(2) |
オブジェクト指向の基本的な概念(オブジェクト,クラス,情報隠蔽,データ抽象化,動的束縛,継承など)について理解し,基本的なプログラムを記述することができる。
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10週 |
オブジェクト指向技術の概要(3) |
オブジェクト指向の基本的な概念(オブジェクト,クラス,情報隠蔽,データ抽象化,動的束縛,継承など)について理解し,基本的なプログラムを記述することができる。
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11週 |
オブジェクト指向技術の概要(4) |
オブジェクト指向の基本的な概念(オブジェクト,クラス,情報隠蔽,データ抽象化,動的束縛,継承など)について理解し,基本的なプログラムを記述することができる。
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12週 |
オブジェクト指向技術の概要(5) |
オブジェクト指向の基本的な概念(オブジェクト,クラス,情報隠蔽,データ抽象化,動的束縛,継承など)について理解し,基本的なプログラムを記述することができる。
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13週 |
オブジェクト指向技術の概要(6) |
オブジェクト指向の基本的な概念(オブジェクト,クラス,情報隠蔽,データ抽象化,動的束縛,継承など)について理解し,基本的なプログラムを記述することができる。
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14週 |
再帰(1) |
再帰の概念を理解し,再帰的なプログラムを記述することができる。
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15週 |
再帰(2) |
再帰の概念を理解し,再帰的なプログラムを記述することができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 4 | |
ソフトウェア | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。 | 3 | |
ソースプログラムを解析することにより、計算量等のさまざまな観点から評価できる。 | 4 | |
同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる。 | 4 | |
コンピュータシステム | システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。 | 3 | |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 3 | |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 3 | |
WBSやPERT図など、プロジェクト管理手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 50 |
専門的能力 | 30 | 20 | 50 |