概要:
与えられた物質の本質や組成、成分の量的関係を調べるための理論的な思考法、計算法を習得すること。
特に不均一反応における平衡論を基礎とした酸塩基平衡、沈殿平衡および錯体の平衡等を化学的な視点から理解し、計算を正しくできることを目的とする。
授業の進め方・方法:
多くの計算を行うことから、数学をよく学んでおくこと。
注意点:
多くの計算を行うことから、数学をよく学んでおくこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 無機化学 | 配位結合の形成について説明できる。 | 3 | 前1,前13 |
水素結合について説明できる。 | 2 | |
錯体化学で使用される用語(中心原子、配位子、キレート、配位数など)を説明できる。 | 2 | |
分析化学 | いくつかの代表的な陽イオンや陰イオンの定性分析のための化学反応について理解できる。 | 4 | |
電離平衡と活量について理解し、物質量に関する計算ができる。 | 4 | 前2,前3 |
溶解度・溶解度積について理解し必要な計算ができる。 | 4 | 前3 |
沈殿による物質の分離方法について理解し、化学量論から沈殿量の計算ができる。 | 4 | 前3 |
強酸、強塩基および弱酸、弱塩基についての各種平衡について説明できる。 | 4 | |
強酸、強塩基、弱酸、弱塩基、弱酸の塩、弱塩基の塩のpHの計算ができる。 | 4 | |
緩衝溶液とpHの関係について説明できる。 | 4 | |
錯体の生成について説明できる。 | 4 | |
陽イオンや陰イオンの関係した化学反応について理解し、溶液中の物質の濃度計算(定量計算)ができる。 | 4 | |
中和滴定についての原理を理解し、酸及び塩基濃度の計算ができる。 | 4 | |
酸化還元滴定についての原理を理解し、酸化剤及び還元剤の濃度計算ができる。 | 2 | |
キレート滴定についての原理を理解し、金属イオンの濃度計算ができる。 | 4 | |
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 3 | |
物理化学 | 平衡の記述(質量作用の法則)を説明できる。 | 4 | |
均一および不均一反応の平衡を説明できる。 | 1 | |
化学工学 | SI単位への単位換算ができる。 | 2 | |
吸着や膜分離の原理・目的・方法を理解できる。 | 2 | |