英文法Ⅱ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 英文法Ⅱ
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 New Favorite English Expression I (東京書籍) 9784487165698, New Favorite English Expression I English Grammar (東京書籍) 9784487373918, 総合英語 Be 3rd Edition (いいずな書店) 9784864602013
担当教員 飯尾 高明

到達目標

1.文型や時制といった英文法の根幹にあたる概念を理解できる。
2.英文法の基礎的な知識を活用して、実際の英語運用に役立てることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目150~60語程度のまとまった文章を、読み手に伝わるように文法的に正しい英語で書くことができる。 30~40語程度のまとまった文章を、読み手に伝わるようにおおむね文法的に正しい英語で書くことができる。 20~30語程度の文章を、部分によっては文法的に正しい英語で書くことができる。
評価項目2該当する文法知識にもとづいて英文の主意を把握し、またわからない語句を調べることで正確な意味を理解できる。 該当する文法知識にもとづいて英文の主意を把握し、またわからない語句を調べることで、ほぼ正確な意味を理解できる。 該当する文法知識にもとづいて英文の意味を推測し、またわからない語句を調べることで、ある程度の意味を理解できる。
評価項目3事前に準備すれば、聞き手に伝わりやすい構成を考えて、自分の伝えたい事柄をほぼ文法的に正しい英語で話すことができる。 事前に準備すれば、自分の伝えたい事柄をおおむね文法的に正しい英語で話すことができる。 事前に準備すれば、文法を意識して最低限自分の伝えたい事柄を英語で話すことができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英語の4技能(話す・聞く・書く・読む)の土台となる文法事項を体系的に身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
1.教科書の内容を補足したり練習問題を追加したりするので、ノートを別に用意すること。
2.電子辞書(紙辞書も可)を毎時間かならず持ってくること。
3.基礎的な英文法の習得を主たる目的とするが、話したり聞いたりするアクティヴィティも含むため積極的に参加すること。
4.各LessonのFocusに目をとおし、Exercisesの問題を解いたうえで授業に臨むこと。
5.わからない語句については予習の段階で調べておくこと。
注意点:
1.追試験は正当な理由がある場合のみ受験が認められる。
2.学年末の成績評価が60点未満の者は次年度に再試験を受験することができる。
3.学年末の成績評価が基準に合致している者は年度内再試験を受験することができる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明、授業の導入
Lesson 7 Different Schools, Different Rules
いろいろな助動詞が使われている文の意味が正確に理解できる。
能力・可能,許可・禁止・義務,推量,丁寧な依頼などの意味を理解できる。
2週 Lesson 7 Different Schools, Different Rules いろいろな助動詞が使われている文の意味が正確に理解でき、規則を説明する際の表現方法や文章構成の工夫を表現できる。
3週 Lesson 8 Snail Mail
助動詞+have+過去分詞,would / used to doなどが理解できる。
4週 Lesson 8 Snail Mail Lesson 7よりも微妙なニュアンスで助動詞が使われていることが正確に理解できる。
今と昔を比較して述べる場合に特有の言い回しを表現できる。
5週 Lesson 9 Plastic Food Samples
受け身,受け身を使った慣用表現を正しく読み取ることができる。日本の伝統文化や行事を紹介する際の固有の用語や用法を表現できる。
6週 Lesson 9 Plastic Food Samples 日本の伝統文化や行事を外国人に紹介することを考えることができる。日本の伝統文化や行事を紹介する際の固有の用語や用法を表現できる。
7週 Lesson 10 What Is That Gesture?
to不定詞の名詞用法,形容詞用法,副詞用法が理解できる。
8週 Lesson 10 What Is That Gesture? to不定詞を正確に使って文を作ることができる。ジェスチャーについてわかりやすく説明することができる。
2ndQ
9週 前期中間試験 第1週~第8週の学習内容が定着しているかを確認する。試験問題の解説およびポートフォリオの記入を行う。
10週 Lesson 11 Laughter Brings Happiness
動名詞,動名詞を使った慣用表現が理解できる。
11週 Lesson 11 Laughter Brings Happiness 動名詞を使った文を正しく理解することができる。4コマ漫画を読み,オチを読み取ることができる。
12週 Lesson 12 A Movie Review
現在分詞,過去分詞,分詞の後置修飾の概念をを正しく理解することができる。
現在分詞と過去分詞を使い分け,正しく名詞を修飾することができる。
13週 Lesson 12 A Movie Review 現在分詞と過去分詞を使った文を正しく理解することができる。エンターテイメントについて,各文化圏における特有の表現や特徴を理解できる。
14週 Lesson 13 My Brother Eats … Homework.
動詞の原形(原形不定詞)を理解し、知覚/使役動詞+現在分詞/過去分詞/動詞の原形の構文を理解、応用できる。
15週 Lesson 13 My Brother Eats … Homework. 分詞構文の文を理解できる。
分詞を使って名詞を修飾する際名詞の前に置く場合と後ろに置く場合の違いを理解できる。
16週 前期末試験 第10週~第15週の学習内容が定着しているかを確認する。試験問題の解説およびポートフォリオの記入を行う。
後期
3rdQ
1週 Lesson 14 The Future of Robots
関係代名詞who [that] / who(m) [that],which [that],whoseを理解し使いこなすことができる。
2週 Lesson 14 The Future of Robots
関係代名詞を使って正確に文を作ることができる。各分野において望まれているロボットの特徴を理解できる。
3週 Lesson 15 Visit Kuala Lumpur!

関係副詞where / when,why / howの概念が理解できる。
4週 Lesson 15 Visit Kuala Lumpur!
関係副詞を正確に使い分け、正確な文を作ることができる。
5週 Lesson 16 Our School’s Global Footprint

what,関係代名詞・関係副詞の非制限用法,前置詞+関係代名詞のパターンを理解できる。
6週 Lesson 16 Our School’s Global Footprint
関係詞の制限用法と非制限用法の違いを理解できる。関係詞what,関係代名詞・関係副詞の非制限用法,前置詞+関係代名詞などを使って正確に文を作ることができる。
7週 Lesson 17 Tokyo Skytree


同等比較,比較級,最上級の概念を理解する。
8週 Lesson 17 Tokyo Skytree 比較表現を使って文を作ることができる。
4thQ
9週 後期中間試験、答案返却及び解説
第1週~第8週の学習内容が定着しているかを確認する。試験問題の解説およびポートフォリオの記入を行う。
10週 Lesson 18 New Zealand

倍数表現,比較表現の言いかえができるようにする。倍数表現を使って文を作ることができる。
11週 Lesson 18 New Zealand

「最も~だ」と言うときの比較表現を使って文の言い換えをすることができる。倍数表現を用いた文を読み,意味を正確に理解できる。
12週 Lesson 19 If I Were Principal …
仮定法過去,仮定法過去完了などの概念を理解する。仮定法過去と仮定法過去完了の違いを正確に理解できる。

13週 Lesson 19 If I Were Principal …
仮定法の文を正確に作ることができる。自分が理想とする学校についてスピーチをすることができる。
14週 Lesson 20 Thank You, Everyone!

as if …,I wish …など仮定法を用いた構文を理解する。「まるで~のように」,「~ならいい[よかった]のに」と言うときの表現を正確に使うことができる。
15週 Lesson 20 Thank You, Everyone!
お世話になった先生や友人に感謝するときに特有の表現を理解できる。感謝の気持ちを伝えるスピーチをすることができる。

16週 学年末試験、試験答案の返却及び解説 第10週~第15週の学習内容が定着しているかを確認する。試験問題の解説およびポートフォリオの記入を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1後2,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1後1,後2,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1後2,後5,後7,後9,後11,後13,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1後2,後9,後11,後13,後16
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1

評価割合

定期試験発表課題・平常点態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90010000100
基礎的能力90010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000