到達目標
1) 電磁気学における基礎概念を理解すること。
2) 電磁気に関する基本的な現象について定量的に説明できること。
3) 量子論とはどのようなものか、またその基本的な考え方を説明できること。
4) 実験で扱われる諸現象とその背後にある法則を説明できること。
5) 実験結果を正確に提示し、それについて考察したことを明解な文章で表現できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 多くの物理概念・物理量を含んだ問題を解くことができる。 | 定義から物理概念が理解でき、物理量を計算できる。計算で求めた答えは単位付きで表示することができる。 | 物理量の定義を一部は説明することができる。定義式を用いた特定の計算はできる。 |
評価項目2 | 物理法則の数式を説明することができ、問題を解くことができる。 | 重要な物理法則を用いて、問題を解くことができる。 | 重要な物理法則の一部の説明はできる。 |
評価項目3 | 表やグラフを正しく完成できる。実験装置のしくみや実験の原理を説明することができる。 | 測定データから表やグラフを作成し、物理法則を用いて分析することができる。定められた形式で実験ノートを期日までに完成させることができる。 | 実験ノートに測定データの記録までは完成させることができる。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE (c)
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JABEE (d)
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JABEE B1
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教育方法等
概要:
電磁気学、量子論の基礎概念を身に付け、専門科目への応用の基礎をつくる。実験により物理現象の理解をさらに深めるとともに、実験ノート提出を通じて実験結果を考察し、文章により表現する力を発展させる。
授業の進め方・方法:
実験においては各テーマごとに実験ノートを提出すること。実験ノート未提出者の単位取得はできないものとする。また、実験ノート未提出で単位が取得できなかった学生の再試験は実施しない。
座学においては授業プリントや課題を綴じるためのA4ファイルを用意すること。
座学においては、事後学習として授業ごとに課される課題、および教科書中の例題や章末問題に取り組むこと。実験においては、実験準備ノートと実験書を事前に読み、しっかりと理解しておくこと。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業計画の説明 |
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
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2週 |
1.電磁気学 第一部 (1) 電荷 |
物質の構成、電荷、クーロンの法則とそれを用いた静電気力の計算法について理解する。
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3週 |
(1) 電荷 |
物質の構成、電荷、クーロンの法則とそれを用いた静電気力の計算法について理解する。
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4週 |
(2) 電場 |
電場、電気力線、ガウスの法則とそれを用いた電場の計算法を理解する。
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5週 |
(2) 電場 |
電場、電気力線、ガウスの法則とそれを用いた電場の計算法を理解する。
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6週 |
(3) 電位 |
電場のする仕事、電位、電位差の定義と計算法を理解する。
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7週 |
(3) 電位 |
電場のする仕事、電位、電位差の定義と計算法を理解する。
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8週 |
(4) 導体と電場 |
静電誘導、静電遮へいについて理解する。
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 試験答案の返却及び解説 |
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
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10週 |
(5) コンデンサー |
コンデンサーの仕組み、コンデンサーの接続、静電エネルギーについて理解する。
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11週 |
(5) コンデンサー |
コンデンサーの仕組み、コンデンサーの接続、静電エネルギーについて理解する。
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12週 |
応用物理実験1 |
電気に関する実験を行う。
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13週 |
2.量子論 (1) 物質の構造 |
物質の構造と、ミクロ世界とマクロ世界のつながりについて理解する。
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14週 |
(2) 粒子性と波動性 |
光の粒子性、電子の波動性について学び、粒子と波動の二重性を理解する。
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15週 |
(3) 波動関数とシュレディンガー方程式 |
波動関数とシュレディンガー方程式について学ぶ。
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16週 |
試験答案の返却及び解説 |
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
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後期 |
3rdQ |
1週 |
3.応用物理実験2~6 |
実験内容の解説を行う。
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2週 |
3.応用物理実験2~6 |
1) ヤング率
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3週 |
3.応用物理実験2~6 |
2) 剛体の運動
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4週 |
3.応用物理実験2~6 |
3) 固体の線膨張率
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5週 |
3.応用物理実験2~6 |
4) ニュートンリング
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6週 |
3.応用物理実験2~6 |
5) 光電効果
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7週 |
3.応用物理実験2~6 |
実験内容のおさらいを行う
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8週 |
後期中間試験 試験答案の返却及び解説 |
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
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4thQ |
9週 |
5.電磁気学 第二部 (6) 直流回路 |
電気抵抗、抵抗率、金属中の自由電子、オームの法則、ジュール熱について理解する。
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10週 |
(7) 電流のつくる磁場 |
磁場、磁力線、電流がつくる磁場について理解する。
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11週 |
(7) 電流のつくる磁場 |
磁場、磁力線、電流がつくる磁場について理解する。
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12週 |
(8) 電流にはたらく力 |
電磁力、ローレンツ力について理解する。
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13週 |
(9) 電磁誘導 |
ファラデーの電磁誘導の法則について理解する。交流について理解する。
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14週 |
(9) 電磁誘導 |
ファラデーの電磁誘導の法則について理解する。交流について理解する。
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15週 |
(10) 自己誘導・相互誘導 |
自己誘導、相互誘導について理解する。
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16週 |
試験答案の返却及び解説 |
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
知識の基本的な理解 | 40 | 10 | 50 |
思考・推論・創造への適応力 | 40 | 10 | 50 |
汎用的技能 | 0 | 0 | 0 |
態度・志向性 (人間力) | 0 | 0 | 0 |
総合的な学習経験 と創造的思考力 | 0 | 0 | 0 |