化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 化学Ⅱ
科目番号 1K002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:化学基礎:東京書籍 問題集:リードα化学基礎+化学:数研出版 図説:最新図説化学:第一学習社
担当教員 須藤 豊

到達目標

□ 物質の状態(気体,液体,固体)について理解することができる。
□ 化学反応と熱・光について理解することができる。
□ 電池と電気分解の基礎について理解することができる。
□ 化学反応の速さと平衡について理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物質の状態について理解し説明することができる。物質の状態について理解することができる。物質の状態について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物質工学科における学習での最も基礎になる化学について学習する。
授業の進め方・方法:
座学,講義の進度に応じて視聴覚素材を使用する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 物質の状態 物質の三態
2週 物質の状態 気体,液体間の状態変化
3週 気体の性質 気体
4週 気体の性質 気体の状態方程式
5週 溶液の性質 溶解
6週 溶液の性質 希薄溶液の性質
コロイド
7週 固体の構造 結晶
8週 固体の構造 金属結晶の構造
イオン結晶の構造
4thQ
9週 中間試験
化学反応と熱・光
反応熱と熱化学方程式
10週 化学反応と熱・光 ヘスの法則
化学反応と光
11週 電池と電気分解 電池
12週 電池と電気分解 電気分解
13週 化学反応の速さ 反応の速さ
14週 化学反応の速さ 反応の速さを求める条件
反応のしくみ
15週 化学平衡 可逆反応と化学平衡
平衡の移動
16週 水溶液中の化学平衡 電離平衡
塩の水への溶解

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
中和反応がどのような反応であるか説明できる。3
中和滴定の計算ができる。3
酸化還元反応について説明できる。3
イオン化傾向について説明できる。3
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3
化学実験化学実験実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。3
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。3
測定と測定値の取り扱いができる。3
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。3
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。3
ガラス器具の取り扱いができる。3
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。3
試薬の調製ができる。3
代表的な気体発生の実験ができる。3
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000