科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 地理
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 高等学校新 地理A :帝国書院  地図帳:新詳高等地図:帝国書院
担当教員 石関 正典

到達目標

グローバル化が進展した今日、世界のどの国もその国だけで政治や経済活動を行うことはできない。地理の学習を通
じて、地理的な見方・考え方を養うとともに、人口・食料問題等の地球的課題の現状を把握し、現代世界の地理的認
識を深める

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地形の形成要因や各気候帯の特徴を踏まえつつ、人間生活の展開を説明することができる。地形の形成要因や各気候帯の特徴を説明することができる。地形の形成要因や各気候帯の特徴を説明できない。
評価項目2地図、グラフ、統計資料などを適切に活用し、地理的事象を説明できる。地図、グラフ、統計資料などを適切に読み取ることができる。地図、グラフ、統計資料を適切に読み取ることができない。
評価項目3環境問題、都市問題など地球的課題への対応には地理的な見方や考え方が必要であることを理解している。環境問題、都市問題など地球的課題の現状を理解している。環境問題、都市問題など地球的課題の現状を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
□ 地図の活用方法を学び、さまざまな地図や資料を活用して、身近な地域やグローバル化する現代世界の特色を考
察する。
□ 世界の諸地域の特色を、地形、気候等の地理的環境と人々の生活様式とのかかわりの中で理解する。
□ 人口・食料問題等、直面する地球的課題について認識を深め、その解決のためには地球的な視野に立つことが必
要であることを理解する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。
注意点:
その他、適宜に白地図、ワークシート等補助教材を作成・使用する。
白地図や地形図に着色をしたり、雨温図などを作図する場合があるので、色鉛筆、マーカーを準備してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人々の生活と地形(1)
世界の大地形
プレートテクトニクス、造山帯など大地形形成のメカニズムを説明できる。
2週 人々の生活と地形(2)
川がつくる地形と人々の生活
川がつくる地形の成り立ちや、人々の生活との関連を理解する。
地形図の読図ができる。
3週 人々の生活と地形(3)
海がつくる地形と人々の生活
海がつくる地形の成り立ちや、人々の生活との関連を理解する。
地形図の読図ができる。
4週 人々の生活と気候(1)
ケッペンの気候区分
大気の大循環、ケッペンの気候区分について理解する。
5週 人々の生活と気候(2)
熱帯・乾燥帯気候と人々の生活
熱帯気候・乾燥帯気候の特徴と、プランテーションなど人々の生活・産業との関わりを理解する。
6週 人々の生活と気候(3)
温帯気候と人々の生活
温帯の4つの気候区の特徴と、各気候区に対応した農業など人々の生活とのかかわりを理解する。
7週 人々の生活と気候(4)
亜寒帯・寒帯気候と人々の生活
亜寒帯・寒帯気候の特徴と、厳しい自然環境の下で生活する人々の生活の工夫を理解する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 世界の環境問題(1)
世界で起こる環境問題
世界で起こっている環境問題の全体像を把握する。
10週 世界の環境問題(2)
熱帯林破壊
アマゾン川流域の熱帯林破壊を事例に、産業開発に伴う環境破壊の現状を理解する。
11週 世界の環境問題(3)
地球温暖化
群馬県の事例も含め、地球温暖化の現状と対策について理解する。
12週 世界の都市問題(1)
世界で起こる都市問題
世界各地で起こる都市問題の全体像や要因を把握する。
13週 世界の都市問題(2)
発展途上国の都市問題
リオデジャネイロを事例に、発展途上国の都市問題の要因と現状を理解する。
14週 世界の都市問題(3)
先進国の都市問題
ロンドンを事例に、先進国の都市問題と都市問題解決のための取り組みを理解する。
15週 学習のまとめ 学習内容を整理し、地球的課題に対応するためには地理的な見方や考え方が必要なことを理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000