基礎化学IA

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 基礎化学IA
科目番号 0041 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 『 化学基礎 academia 』 実教出版(株),  補助教材: 『 セミナー化学基礎+化学 』 第一学習社 , 『 スクエア最新図説化学 』 第一学習社
担当教員 栁下 聡介

到達目標

・ 化学と人間生活および科学,技術との関わりについて理解できる。
・ 物質を構成する原子の構造や化学結合などについて理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人間生活や科学,技術と化学との関わりについて十分理解し,説明できる。人間生活や科学,技術と化学との関わりについて理解できる人間生活や科学,技術と化学との関わりについて理解できない
評価項目2様々な物質を構成する原子の構造や化学結合などについて十分理解し説明できる。様々な物質を構成する原子の構造や化学結合などについて理解できる。様々な物質を構成する原子の構造や化学結合などについて理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コアカリキュラムの要求範囲を中心として,一般教養的な内容について指定教科書を用いて講義を行い,また指定問題集を用いて自己学習も行う
授業の進め方・方法:
・ 指定教科書の内容を中心とした講義とプリント演習,実験を組み合わせた学習を行う.
・ 試験は中間試験,定期試験を実施する
注意点:
・ 疑問点にについては積極的に質問し,可能な限り授業中に解決するように努めること.
・ 実験には緊張をもって取り組み,現象を注意深く観察し,結果について深く考察すること.
・ 課され課題には真剣に取り組み,提出期限を厳守すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
授業の進め方や授業を受けるにあたっての注意点などを理解する。
2週 混合物,物質の分離
元素
純物質と混合物の違いやそれぞれの性質を理解し,混合物の分離・精製の種類や方法について説明できる。              
単体と元素の違いや同素体について説明できる。
3週 物質の三態
原子の構造
物質の三態とその状態変化について説明できる。
原子の構造について説明できる。原子番号,価電子などの用語を正確に説明できる。
4週 イオン
周期表①
イオンについて説明できる。
周期表について説明できる。
5週 周期表②
実験の諸注意
周期表について更に理解を深め,主な同属元素や周期表の特徴について説明できる。
次週の実験について,その意図をや注意点を説明できる。
6週 物質の分離 炎色反応や沈殿反応など,単体および化合物の成分元素の検出方法について説明できる。
物質の分離などについて実験を通して学び理解する。
7週 まとめ,補足
問題演習
8週 前期 中間試験
2ndQ
9週 中間試験 返却と解説
イオン結合
イオンの生成について理解し,陽イオンと陰イオンについて説明できる。また,イオン式やイオンの名称を記述でき,イオン結合について説明できる。
10週 共有結合 共有結合について理解し,説明することができ,構造式や電子式を記述できる。
11週 分子間力 分子間力について理解し,説明することができ,構造式や電子式を記述できる。
12週 金属と金属結合 金属原子間の結合や金属結晶について説明できる。
13週 物質量
14週 まとめ,補足
問題演習
15週 前期 定期試験
16週 定期試験 返却と解説
 

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学化学化学と現代の社会課題との関連性について説明できる。3前1
物質が原子からできていることについて説明できる。3前2
単体と化合物について説明できる。3前2
同素体について説明できる。3前2
純物質と混合物の区別について説明できる。3前2
混合物の分離法について理解し、適切な分離法を選択できる。3前2
物質を構成する分子・原子が常に熱運動していることについて説明できる。3前3
水の状態変化について説明できる。3前3
物質の三態とその状態変化について説明できる。3前3
原子の構造(原子核・電子)や原子番号、質量数について説明できる。3前4
同位体・放射性同位体について説明できる。3前4
原子の電子配置について電子殻を用いて書き表すことができる。3前5
価電子の働きについて説明できる。3前5
イオン化エネルギーと電子親和力について説明できる。3前4
代表的なイオンを化学式で表すことができる。3前4
原子番号と価電子の数との関係について考えることができる。3前5
元素の性質について価電子と周期律から考えることができる。3前5
イオンの化学式とイオンの名称について説明できる。3前9
イオン結合について説明できる。3前9
イオン結晶の性質について説明できる。3前9
共有結合について説明できる。3前10
極性と水素結合について説明できる。3前10
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3前10
自由電子と金属結合について説明できる。3前12
金属の性質について説明できる。3前12
原子の相対質量と原子量について説明できる。3前13
物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000