概要:
この授業は、本校の教育理念に基づく「養成すべき人材像」の中の「豊かな感性と 高い倫理観に裏打ちされた幅広い教養を持つ人材」を養成するとともに、「学習・教育目標」の中の「社会とかかわるためのコミュニケーション力」を身に付けることを目指す。
授業の進め方・方法:
・国語辞典(電子辞書可)、配布する文法・表現等に関する資料を持参すること。
・授業では教科書以外にも、適宜プリント教材等を用いる。また、有名な文学作品の朗読を行ったりもする。
注意点:
・質問のある場合は、休憩時間や放課後に随時受け付けるが、週3回のオフィスアワーの時間も活用してほしい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス、宇治拾遺物語「絵仏師良秀」 |
古語や文法を踏まえ内容を正確に把握する。
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2週 |
宇治拾遺物語「絵仏師良秀」 |
芥川龍之介「地獄変」と読み比べ感想意見を話し合い発表する。
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3週 |
十訓抄「大江山」 |
話の面白さを読み取るとともに、平安貴族にとって和歌がいかに大切であったかを理解する。
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4週 |
伊勢物語「芥川」 |
歌物語の特質を理解する。物語の展開をつかみ登場人物の心理の動きを読み取る。
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5週 |
伊勢物語「筒井筒」① |
古語や文法を踏まえ内容を正確に把握する。
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6週 |
伊勢物語「筒井筒」② |
古人の恋愛の過程や結婚の形態についての理解を深め、当該章段の感想を文章にまとめる。
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7週 |
プリント教材①「慣用的な表現」 |
慣用的表現の語彙を増やすとともに、文脈に応じて正しく使えるようにする。
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8週 |
前期中間試験 |
前期中間試験までの内容について理解する。
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2ndQ |
9週 |
土佐日記「門出」 |
内容を正確に把握するとともに、「土佐日記」が平安女流日記に与えた影響を理解する。
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10週 |
土佐日記「門出」「帰京」 |
現代とは異なる盛大な旅立ちの様子を読み取りまたその意味を理解する。
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11週 |
土佐日記「帰京」 |
内容を正確に把握するとともに、作者の人間性やものの見方感じ方を文章にまとめる。
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12週 |
列氏「朝三暮四」 |
内容を正確に把握し、寓話の主張する内容をくみ取る。
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13週 |
十八史略「管鮑之交」 |
省略部分の内容も踏まえ、登場人物の生き方と自分の生き方を引き比べて考えを文章にまとめる。
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14週 |
プリント教材②「故事成語」 |
故事成語の成り立ちを理解する。故事成語の意味を理解し正しく使えるようにする。
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15週 |
孟子「孟子曰、仁人心也。…」 |
内容を正確に把握し、孟子のいう学問の目標がどのようなものか理解する。
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16週 |
前期期末試験 |
前期期末試験までの内容について理解する。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
平家物語「木曾の最期」① |
内容の正確な把握とともに軍記物語や和漢混交文の特徴を理解する。
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2週 |
平家物語「木曾の最期」② |
登場人物の行動に現れた心情を理解する。
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3週 |
平家物語「木曾の最期」③ |
登場人物の人間像について話し合い、この話を語り伝えた人々の心について理解を深める。
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4週 |
プリント教材③「敬語表現」 |
正しい敬語表現を理解し、場面に応じて適切に使うことができる。
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5週 |
史記「晏子之御」 |
語句の意味や用法を踏まえて内容を正確に把握する。
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6週 |
史記「鶏鳴狗盗」① |
「史記」の特徴を理解する。中国戦国時代の時代背景を踏まえ、内容を正確に理解する。
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7週 |
史記「鶏鳴狗盗」② |
王安石「孟嘗君伝」での人物評を踏まえ、孟嘗君の人物像について自分の考えをまとめる。
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間試験までの内容について理解する。
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4thQ |
9週 |
俊頼髄脳「山吹の花」 |
内容を正確に把握する。歌論の表現に接し、当時の人々の和歌についての考えを理解する。
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10週 |
無名抄「ますほの薄」 |
内容を正確に把握するとともに、登場人物の和歌に対する姿勢についてどう思うか話し合う。
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11週 |
うひ山ぶみ |
筆者の説く学問に対する取り組み方を整理し、感想を文章にまとめる。
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12週 |
桃花源記 |
語句の意味や句形の用法を踏まえ内容を正確に把握する。
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13週 |
桃花源記 |
老子の「小国寡民」を参考に文章の主題を理解し、そこに込められた作者の意図を考える。
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14週 |
プリント教材④「文の乱れ」 |
語の誤った呼応や紛らわしい表現を正し、読みやすい文を作る。
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15週 |
文学作品の朗読 |
今までに取り上げた作品の中から、特に気に入ったものを取り上げ、朗読発表する。
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16週 |
学年末試験 |
学年末試験までの内容について理解する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 2 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 2 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 2 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 2 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 2 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 2 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 2 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 2 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 2 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 2 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 2 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 2 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 2 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 2 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 2 | |