到達目標
1) 産業革命後の西洋の建築様式の展開と、西洋化していく中での日本建築の変化についておおよそ理解し、説明できること。
2) 西欧や日本における近代建築の歴史的に重要な作品の名称、設計者の名前、建築の特徴について示せること。
3) 近代建築史で学んだ知識を元にして、現代における建築の価値や意義について、論じられること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安
A | 標準的な到達レベルの目安
B | 未到達レベルの目安
C | (学生記入欄)
到達したレベルに〇をすること。 |
評価項目1 | 近代の建築史的に重要な作品の名称、設計者の名前や、建築の特徴を示す専門用語を、それぞれ関連づけながら正確に示せる。 | 近代の建築史的に重要な作品の名称、設計者の名前や、建築の特徴を示す主要な専門用語を示せる。 | 近代の建築史的に重要な作品の名称、設計者の名前や、建築の特徴を示す専門用語が、判別できる。 | A ・ B ・ C |
評価項目2 | 近代の建築的発展に影響を及ぼした地域の建築の様式や形式について総合的に理解し、自己の考察を含めて説明できる。 | 近代の建築的発展に影響を及ぼした地域の建築の様式や形式について、総合的に理解して、説明できる。 | 近代の建築的発展に影響を及ぼした地域の建築の様式や形式について、概略を説明できる。 | A ・ B ・ C |
評価項目3 | 近代の建築史で学んだ知識と明確な関連性を示しながら、現代社会における建築の価値や意義について、独自の視点から論じることができる。 | 近代の建築史で学んだ知識を元にして、現代社会における建築の価値や意義について、論じることができる。 | 近代建築の価値や意義について、論じることができる。 | A ・ B ・ C |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B
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学習・教育到達度目標 C
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JABEE a
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JABEE d
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教育方法等
概要:
西洋において、近世以前の建築と決別しながら近代の建築が形成される過程について概説すると同時に、アメリカを含む西欧の建築文化の影響を受けた日本近代の建築の変遷について理解する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿った内容で、視覚補助資料を用いながら、講義を行う。授業開始前に、西欧及び日本の近代史に関する学習をしておくこと。また、授業前に、教科書を読み、纏めておき、授業を受けた日には、必ず、復習し、自分なりにノートを整理しておくこと。自己学習の成果として、レポートを作成することを課す。
注意点:
西欧及び日本の近代史の理解を必要とする。
ポートフォリオ
(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
(記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
・後期中間試験まで:
・学年末試験まで :
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
(記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
・後期中間試験 点数: 総評:
・学年末試験 点数: 総評:
【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
・総合評価の点数: 総評:
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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
・後期中間試験まで:
・学年末試験まで :
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
西洋・近世末の西洋建築 |
西洋の近世末期に見られる、様式建築の崩壊と、近代へと繋がる新しい建築的活動について理解する。
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2週 |
西洋・産業革命と建築 |
産業革命以降発展した、鉄という新素材の構造物について理解する。
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3週 |
西洋・近代建築運動の始まり |
ウィリアム・モリスの工芸運動や、アール・ヌーボーなど、近代建築運動の始まりについて理解する。
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4週 |
西洋・近代建築の造形的開拓 |
ワグナーの建築理論やゼツェッシォン、或いは、アメリカのシカゴ派など、新しい建築造形の取り組みについて、理解する。
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5週 |
西洋・近代建築様式の確立 |
近代建築の始まりとして認識されている工場建築や、鉄筋コンクリート造の¥発展などについて理解する。
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6週 |
西洋・第一次世界大戦後の近代建築 |
第1次世界大戦後に展開した表現主義建築、ディ・スティール、バウハウス等で展開された建築運動
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7週 |
西洋・国際建築の発展 |
国際建築様式の発生や発展、建築の工業化や都市への新しい提案などについて理解する。
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8週 |
西洋・1930年代の近代建築 |
西欧各国における近代建築の普及・発展状況、及び反国際建築・反工業主義建築の動向について理解する。
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4thQ |
9週 |
西洋・第二次世界大戦後の近代建築 |
第二次世界大戦後の各国の近代建築の動向について理解する。
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10週 |
西洋の近代建築に関する試験 |
西洋近代建築の動向に関して、総合的に理解する。
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11週 |
日本・産業革命と洋風建築 |
民間主導によりもたらされた洋風建築について理解する。
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12週 |
日本・産業革命と洋風建築 |
政府主導によりもたらされた産業革命と洋風建築について理解する。
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13週 |
日本・耐震建築構造の発展 |
耐震構造の工夫や耐震構造理論の研究について理解する。
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14週 |
日本・近代建築思潮と国際様式の展開 |
西欧近代建築思潮の影響、近代建築思想の普及、国際様式の展開、和風と洋風の統合などについて理解する。
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15週 |
日本・第二次世界大戦後の傾向 |
産業の発展と近代建築の普及、戦後の代表作品の傾向、都市問題と建築家について理解する。
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16週 |
試験答案の返却及び解説 |
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 30 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 10 |