建設材料学

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建設材料学
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(都市・環境系共通科目) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 竹村和夫,戸川一夫,笠原篤,庄谷征美共著「建設材料」
担当教員 近藤 崇

到達目標

建設材料についての一般的な知識を理解し,説明することができる.
 1)コンクリート用材料の性質を説明できる.
 2)コンクリートの性質を説明できる.
 3)コンクリートの配合設計が計算できる.
 4)コンクリートの種類と特徴を説明できる.
 5)高分子材料の性質を説明できる.
 6)アスファルト材料の性質を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コンクリート用材料の性質を説明できる.コンクリート用材料の性質を説明できる.コンクリート用材料の基本的な性質を説明できる.コンクリート用材料の性質を説明できない.
コンクリートの性質を説明できる.コンクリートの性質を説明できる.コンクリートの基本的な性質を説明できる.コンクリートの性質を説明できない.
コンクリートの配合設計が計算できる.コンクリートの配合設計が計算できる.コンクリートの配合設計の基本的な計算ができる.コンクリートの配合設計が計算できない.
コンクリートの種類と特徴を説明できる.コンクリートの種類と特徴を説明できる.コンクリートの基本的な種類と特徴を説明できる.コンクリートの種類と特徴を説明できない.
高分子材料の性質を説明できる.高分子材料の性質を説明できる.高分子材料の基本的な性質を説明できる.高分子材料の性質を説明できない.
アスファルト材料の性質を説明できる.アスファルト材料の性質を説明できる.アスファルト材料の基本的な性質を説明できる.アスファルト材料の性質を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
構造物の建設に使用する材料(コンクリート,金属,アスファルト,高分子材料)の一般的性質や特徴などを理解する.
授業の進め方・方法:
建設材料は,土木・建築構造物など,生活に関わるする全ての場面で使用されています.自学自習の一環として,配布させるプリントをよく読み,通学などの外出時などでは,興味を持ってどのような材料が,どのように使用されているか観察し,講義の内容との関連性を理解し,復習となるように努めて下さい.
注意点:
配布プリントを綴じるA4のファイル(30穴用),関数電卓とメモ書き用の付箋紙を用意しておいてください.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.建設構造物と材料
2.建設材料の基本的性質
1.建設材料の役割を説明することができる.
2.建設材料の分類と一般的な力学的性質を説明することができる.また,規格の定義を説明することができる.
2週 2.建設材料の基本的性質
3.コンクリート用材料(1)
2.建設材料の分類と一般的な力学的性質を説明することができる.また,規格の定義を説明することができる.
3.コンクリート用材料の分類,種類,力学的性質を理解し,各材料の役割が説明できる.
3週 3.コンクリート用材料(2) 3.コンクリート用材料の分類,種類,力学的性質を理解し,各材料の役割が説明できる.
4週 3.コンクリート用材料(3) 3.コンクリート用材料の分類,種類,力学的性質を理解し,各材料の役割が説明できる.
5週 3.コンクリート用材料(4) 3.コンクリート用材料の分類,種類,力学的性質を理解し,各材料の役割が説明できる.
6週 4.コンクリート(1) 4.コンクリートについて,フレッシュな状態から硬化した状態までの性質を理解し,説明することができる.
7週 4.コンクリート(2) 4.コンクリートについて,フレッシュな状態から硬化した状態までの性質を理解し,説明することができる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 4.コンクリート(3) 4.コンクリートについて,フレッシュな状態から硬化した状態までの性質を理解し,説明することができる.
10週 4.コンクリート(4) 4.コンクリートについて,フレッシュな状態から硬化した状態までの性質を理解し,説明することができる.
11週 4.コンクリート(5) 4.コンクリートについて,フレッシュな状態から硬化した状態までの性質を理解し,説明することができる.
12週 4.コンクリート(6)
5.金属材料(1)
4.コンクリートについて,フレッシュな状態から硬化した状態までの性質を理解し,説明することができる.
5.金属材料についての一般的知識を理解し,建設材料としての金属材料の説明ができる.
13週 5.金属材料(2) 5.金属材料についての一般的知識を理解し,建設材料としての金属材料の説明ができる.
14週 6.高分子材料
7.アスファルト
6.建設材料に使用される高分子材料についての説明が行える.
7.建設材料に使用されるアスファルトについての説明が行える.
15週 7.アスファルト 7.建設材料に使用されるアスファルトについての説明が行える.
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。4前1,前2,前4
鋼材の種類、形状を説明できる。4前12,前13
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。4前12,前13
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。4前2,前3,前4,前5
各種セメントの特徴、用途を説明できる。4前2,前3,前4,前5
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。4前2,前3,前4,前5
骨材の種類、特徴について、説明できる。4前2,前3,前4,前5
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。4前2,前3,前4,前5
コンクリートの長所、短所について、説明できる。4前2,前6,前7,前9,前10,前11,前12
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。4前6,前7,前9,前10,前11,前12
配合設計の手順を理解し、計算できる。4前6,前7,前9,前10,前11,前12
非破壊試験の基礎を説明できる。4前6,前7,前9,前10,前11,前12
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。4前6,前7,前9,前10,前11,前12
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。4前6,前7,前9,前10,前11,前12
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。4前6,前7,前9,前10,前11,前12

評価割合

試験課題合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000