到達目標
1.構造物種別に応じた作用土圧に関する問題が解ける.
2.半無限・有限斜面の安定計算ができる.
3.浸透水に関する問題が解ける.
4.地盤中への荷重の伝わり方に関する問題を解ける.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.構造物種別に応じた作用土圧に関する問題が解ける. | 構造物種別に応じた作用土圧に関する問題が解ける. | 構造物種別に応じた作用土圧に関する基本的な問題が解ける. | 構造物種別に応じた作用土圧に関する基本的な計算ができない. |
2.半無限・有限斜面の安定計算ができる. | 半無限・有限斜面の安定計算ができる. | 半無限・有限斜面の基本的な安定計算ができる. | 半無限・有限斜面の安定計算ができない. |
3.浸透水に関する問題が解ける. | 浸透水に関する問題が解ける. | 浸透水に関する基本的な問題が解ける. | 浸透水に関する基本的な問題が解けない. |
4.地盤中への荷重の伝わり方に関する問題を解ける. | 地盤中への荷重の伝わり方に関する問題を解ける. | 地盤中への荷重の伝わり方に関する基本的な問題を解ける. | 地盤中への荷重の伝わり方に関する基本的な問題を解けない. |
学科の到達目標項目との関係
Ⅰ 人間性 1 Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性 2 Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性 3 Ⅲ 国際性
CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力 5 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力 7 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力
教育方法等
概要:
地盤工学Ⅱでは、研究機関で地盤工学における実験や解析を担当してきた教員が講義形式で授業を行う。
また、3年次の地盤工学Ⅰで得られた知識をもとに、構造物に作用する土圧、斜面安定問題、浸透現象といったより実務的な現象を理解し、基礎的・専門的知識を習得します。
授業の進め方・方法:
教科書および授業資料(ppt)を使用し授業を進めます。授業資料は印刷し配布します。
教員により諸現象の理論や計算方法等を説明したのち、例題や演習問題を通して理解を深めます。
注意点:
この科目は「学修単位科目」です。事前・事後学習は、課題の提出状況や達成度等により評価します。
定期試験実施後の総合評価が60点未満であるとき、再試験を実施する場合があります。ただし、再試験の受験資格は、すべての課題を提出した者にのみ与えられます。
最終的な総合評価が60点未満であるとき、再評価を実施する場合があります。ただし、再評価の受験資格は、補習を受講した者にのみ与えられます。また、再評価試験において80%以上の正答することにより合格とします。
*定期試験実施後の総合評価:定期試験(追試験)、達成度評価試験、課題による評価
**最終的な総合評価:定期試験(追試験)、達成度評価試験、課題、再試験による評価
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
土圧(1):土圧問題の概要説明 |
擁壁に作用する土圧を理解し、土圧の種類を説明できる
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2週 |
土圧(2):ランキン土圧 |
ランキン土圧の仮定を理解し、土圧式を導くことができる。 基本的なランキン土圧を計算できる。
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3週 |
土圧(3):ランキン土圧 |
種々の条件におけるランキン土圧を計算できる。
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4週 |
土圧(5):クーロン土圧 |
クーロン土圧の求め方を説明できる。
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5週 |
土圧(6):クーロン土圧 |
種々の条件におけるクーロン土圧を計算できる。
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6週 |
土圧(7):地震時土圧 |
物部・岡部の地震時土圧の求め方を説明できる。
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7週 |
斜面安定(1):無限長斜面 |
無限長斜面の安定計算ができる。
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8週 |
斜面安定(2):有限限斜面 |
円形すべり面の安定計算ができる。 非円形すべり面の安定計算ができる。
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2ndQ |
9週 |
達成度評価試験 |
土圧・斜面安定に関する達成度評価試験を実施する。
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10週 |
土中の水の流れ(1):土中の水とダルシー則 |
土中の水の流れおよびダルシー則を説明できる
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11週 |
土中の水の流れ(2):透水係数の測定方法 |
透水係数、透水試験について理解し、透水量の計算ができる。
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12週 |
土中の水の流れ(3):浸透流量の算定 |
浸透理論を理解し、浸透流量の計算ができる。
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13週 |
土中の水の流れ(4):浸透流と地盤内応力 |
浸透流による地盤内応力を計算できる。
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14週 |
地盤内の応力:載荷重による地盤内応力 |
上載荷重による地盤内応力の増加を理解し、計算することができる。
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15週 |
1週目~14週目までの復習 |
地盤工学Ⅱで学習した内容を理解できる。
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16週 |
定期試験 |
土中の水の流れ・地盤内の応力に関する定期試験を実施する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 地盤 | ダルシーの法則を説明できる。 | 4 | 前9 |
透水係数と透水試験について、説明できる。 | 4 | 前10 |
透水力による浸透破壊現象を説明できる。 | 4 | 前11,前12 |
地盤内応力を説明できる。 | 4 | 前13 |
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5 |
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。 | 4 | 前5 |
斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。 | 4 | 前7,前8 |
評価割合
| 定期試験 | 達成度評価試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 30 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 10 | 40 |
専門的能力 | 20 | 20 | 20 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |