歴史B

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史B
科目番号 0032 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 詳説世界史 改訂版(検定教科書 世B 310)
担当教員 武長 玄次郎

到達目標

激動する世界情勢の中で、価値観が揺らぎ確実に道を示してくれる基準や思想なども存在を疑われて久しい。その中で、世界の歴史を学ぶのは大変重要である。過去の人々もまた、生きてきた環境の大きな変化、信じてきた価値観の変容および消滅などを経験してきたのである。そうした人々の営為を知る意味は大きい。また、現在の科学技術の変化は大変急速で、昔のことを学ぶなど何の価値もないと思う向きもあるがこれは大きな間違いである。科学技術は過去からの積み重ねが非常に大きく、携わった人の社会・思想がその成果の密接に結びついていることが多い。歴史を学ぶことで、科学技術の新しいヒントを得ることも可能である。こうしたことを考えつつ、授業にのぞんでもらいたい。歴史Bは学修単位科目であり、90分の授業に90分の予習・復習時間を必要とする。課題は授業時間内に提示する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1世界の歴史について十分な知識と理解を持ち、積極的に意見を述べることができる世界の歴史について一定の理解があり意見がある世界の歴史について十分理解しておらず、意見もない
評価項目2過去の世界で起きた出来事を多面的に理解し、説明することができる過去の世界で起きた出来事について一定の理解がある過去の歴史の出来事に対する理解や知識がない
評価項目3世界の歴史を学ぶことで得られた教訓やヒントを将来の日本や自分の問題とあわせ考えることができる世界の歴史を学ぶことから得られた教訓やヒントをある程度理解できる世界の歴史を学ぶことから教訓やヒントを得ることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
歴史上の大きな事件、重要な人物の動向をおさえつつ、科学技術史の発展について注目すべき事象を適宜紹介していく。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式ですすめ、適宜映像資料を用いる。
注意点:
授業中に積極的に意見を述べ、発表なども十分な準備のもと行えるようにすること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の進め方について
2週 第一次世界大戦の終結と講和 講和が短期間の平和しかもたらさなかった理由を理解できる
3週 大戦間期の世界 第一次世界大戦終結後の世界情勢を理解できる
4週 世界恐慌とファシズム ファシズム台頭をもたらした理由について理解できる
5週 ファシズムと日本 日本がファシズム化した理由について理解できる
6週 現代人の生活と娯楽 戦争や革命といった大事件の中でも存在した、人々の日常生活について理解できる
7週 第二次世界大戦への道 第二次世界大戦がなぜ起きたかについて理解できる
8週 第二次世界大戦 第二次世界大戦について理解できる
4thQ
9週 冷戦と復興 戦争終結後、短期間で起きた米ソ対立と冷戦について理解できる
10週 第三世界の台頭 植民地化された諸国の独立について理解できる
11週 米ソの対立 米ソ対立化の世界情勢について理解できる
12週 日本の復興 戦後日本の復興と経済大国への道を理解できる
13週 現代科学技術の意味 現代社会において、科学技術の発達がもたらした栄光と悲惨さを理解できる
14週 グローバル化への道 グローバル化に向かう世界の状況について理解できる
15週 新しい世界へ 過去の世界史を学んだ上で、今後の世界について展望できる
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング変数の概念を説明できる。4
データ型の概念を説明できる。4
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4
その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。4
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。4
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力200000020
分野横断的能力300000030