到達目標
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
(イ)自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、説明できる。
(ウ)様々な資料から適切に情報収集し、複数の情報を整理・構造化して論理的に表現するとともに、適切な手法を用いて情報発信できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | これまでの哲学者や先人の考え方を理解し、それをきっかけにして自分なりの考えを持つことができる。 | これまでの哲学者や先人の考え方を理解し、説明することができる。 | これまでの哲学者や先人の考え方を理解し、説明することができない。 |
評価項目(イ) | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、それをきっかけにして自分なりの考えを持つことができる。 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、説明することができる。 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、説明することができない。 |
評価項目(ウ) | 様々な資料から適切に情報収集し、複数の情報を整理・構造化して論理的に表現するとともに、適切な手法を用いて情報発信できる。 | 様々な資料から適切に情報収集し、複数の情報を整理・構造化して論理的に表現することがある程度できる。 | 様々な資料から適切に情報収集し、複数の情報を整理・構造化したり、論理的に表現したりすることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「人間とは何か」「いかに生きるべきか」などの問いは、私たちが生きていく中で突き当たる根本的な問いである。このような問いは、時代や洋の東西を問わず常に問われ続けてきた。そこで、この授業では先人たちの思想を包括的に扱い、その中で様々に捉えられている人間観・世界観を理解し、現代に生きる私たちを見つめ直すきっかけとする。それによって、「よく生きる」ということはどのようなことなのかについて主体的に考え、自分なりの意見を持つことができるようにする。
授業の進め方・方法:
それぞれの授業内容についてパワー・ポイントを使って説明し、次の回において担当になったグループが復習のための発表(5~10分)を行う。質問・講評を通して、授業内容の理解度の確認やプレゼンのやり方に関する反省を行い、次の回の授業内容に入る。また、理解度の確認のため、まとまりごとに小テストを行う。
注意点:
継続的に授業内容の復習を行うこと。
選択必修の種別・旧カリ科目名
選択必修(社)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
人間とは何か(授業へのイントロダクション、二面性を持った人間) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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2週 |
古代ギリシアの思想:神話から哲学へ、ソフィストとソクラテス |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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3週 |
古代ギリシアの思想:プラトンとアリストテレス |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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4週 |
ユダヤ教・キリスト教・イスラーム:ユダヤ教とイエス |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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5週 |
ユダヤ教・キリスト教・イスラーム:キリスト教の発展、イスラーム |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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6週 |
仏教思想:仏教の根本思想(古代インドの思想とブッダ) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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7週 |
仏教思想:日本での受容・発展(仏教の伝来と平安仏教・鎌倉仏教) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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8週 |
中国思想(儒家・道家の教え) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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4thQ |
9週 |
日本における儒教の受容(朱子学と陽明学、古学)と国学 |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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10週 |
西洋近代思想:ルネサンス・宗教改革・科学革命、近代的理性(ベーコンとデカルト) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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11週 |
西洋近代思想:社会契約説(ホッブズ・ロック・ルソー) |
(イ)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにしつつ、自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、説明できる。
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12週 |
西洋近代思想:ドイツ理想主義(カントとヘーゲル) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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13週 |
近代以降の日本思想:西洋思想の受容と展開(蘭学と「和魂洋才」、明治維新と文明開化、大正デモクラシー) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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14週 |
近代以降の日本思想:日本独自の思想(西田幾多郎と和辻哲郎、柳田国男) |
(ア)これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。
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15週 |
授業のまとめ |
(ウ)様々な資料から適切に情報収集し、複数の情報を整理・構造化して論理的に表現することができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 20 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 20 | 30 | 100 |